保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
児童家庭福祉 問58

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 児童家庭福祉 問58 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
保育所で5歳児クラスに在籍するM君は、好き嫌いが非常に多いため、給食を残すことが多い。M君の母親はM君の偏食が気になり、「どうしたら他の子どもたちのように、好き嫌いせずに食べるようになるのでしょうか」と担当のN保育士に相談をした。

【設問】
次の文のうち、N保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  「ご両親が、好き嫌いを許したりしているのがいけないと思います。好き嫌いせず食べるように、家庭でも取り組んでください」と伝える。
B  「M君の偏食が心配なのですね。どうすればよいか一緒に考えましょう」と共感する。
C  「確かに好き嫌いは多いですが、去年に比べると食べられるものが増えてきていますよ」とM君の成長の様子を伝える。
D  「保育所でM君がよく食べている料理の一覧をお渡ししますので、よろしければ参考にしてはいかがでしょうか」と提案する。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )×
  • ( A )×  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )○  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )○

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この過去問の解説 (3件)

01

A  × 不適切です。
相談を受けるときの姿勢として相手に共感することが大切だと思われます。この選択肢では母親の姿勢を否定していると思われるので不適切です。

B 〇 適切です。
相談をしている母親に対して共感の姿勢を示しているので適切です。

C 〇 適切です。
不適切なところに注目するのではなく出来ているところに注目しているため適切です。

D 〇 適切です。
M君の偏食といったことに対して一緒に取り組んでいこうとしているので適切です。

参考になった数11

02

正解は3番です。

A × 不適切です。
母親は悩んでいるのに、両親のかかわりを否定するような印象を受けるので、不適切だと思います。すぐに、親のかかわりを変えることを伝えるよりは、母親の思いを受け止め、どのようなところを悩んでいるのか一緒に考えていくことが求められます。

B 〇 適切です。
母親の思いに共感しているので適切です。

C 〇 適切です。
周りの子と比べるのではなく、M君自身の成長の様子を伝えているので適切です。

D 〇 適切です。
M君を認めていく提案なので適切です。

参考になった数5

03

Aの対応は×です。不適切な対応だと思われます。
悩みを抱えている相手に対し、一方的な回答をするのではなく、相手の悩みを傾聴し寄り添いながら、共に考える姿勢が大切です。

Bの対応は○です。適切な対応です。
相手に共感することで信頼関係が生まれ、問題の解決に共に取り組めるようになります。

Cの対応は○です。適切な対応です。
マイナス面ばかり見るでなく、様々な角度から少しずつ成長している様子も伝えることで、共に問題を長い目で前向きに見守っていけるようになります。

Dの対応は○です。適切な対応です。
問題や悩みに対し、傾聴、共感するだけでなく、すぐに取り組める具体的な方法があればアドバイスすることも有効です。

よって正解の組み合わせは3となります。

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