保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
社会福祉 問61

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会福祉 問61 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子育て世帯の支援の施策に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  ファミリー・サポート・センターのサービス提供会員は、子育てを支援するボランティアであり、報酬を受け取らない。
B  子育て支援の専門職として、保育所に家庭支援専門相談員を配置しなければならない。
C  いじめ、不登校、暴力行為などの問題を抱える児童生徒の課題解決を図るため、学校等にスクールソーシャルワーカーの配置が進んでいる。
D  子育て支援を強化するために、福祉事務所に子育て支援員の配置が進んでいる。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )○
  • ( A )○  ( B )×  ( C )×  ( D )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )○  ( D )×
  • ( A )×  ( B )×  ( C )○  ( D )×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。
A × 不適切です。
ファミリー・サポート・センターのサービス提供会員は報酬を受け取ります。(【基準額(対象児童1人当たり)】1時間当たり900円)。

B × 不適切です。
家庭支援専門相談員の配置義務はありません。
家庭支援専門相談員(ファミリーソーシャルワーカ)とは、入所児童の早期家庭復帰、里親委託等を目的として相談・指導を行うものです。配置が義務付けられているのは、乳児院、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設です。

C 〇 適切です。

D × 不適切です。
子育て支援員は 公共施設、空き店舗、公民館、保育所等の児童福祉施設、小児科医院等の医 療施設などの子育て親子がよく利用するとされる場所に配置されています。

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02

正解は5番です。

A × 不適切です。
ファミリー・サポート・センターのサービス提供会員はボランティアですが、活動時間などに応じた報酬を受け取ります。

B × 不適切です。
保育所に家庭支援専門相談員の配置は求められていません。家庭支援専門相談員は、ファミリーソーシャルワーカーともいわれます。
乳児院や児童養護施設等に配置が、義務づけられています。

C 〇 適切です。
2008年に 文部科学省が 「スクールソーシャルワーカー活用事業」 を導入しています。

D × 不適切です。
子育て支援員は、学歴などにかかわらず各自治体が実施する全国共通の研修を修了することで、資格を取得することができます。

参考になった数20

03

Aの記述は×です。不適切な記述です。
ファミリーサポートセンターとは、子育ての手助けをしてほしい人と、子育ての協力をしてくれる人が会員となり、地域の中で子育ての相互援助活動を行い育児を支援する事業です。サポート会員はボランティアではなく、各自治体により定められた謝礼金を受け取ります。

Bの記述は×です。不適切な記述です。
家庭支援専門相談員は、乳児院・児童養護施設への配置が義務付けられています。保育所への配置義務はありません。

Cの記述は○です。適切な記述です。
スクールソーシャルワーカーは、児童・生徒の問題に対し、保護者や教員と協力しながら問題の解決を図る専門職で、学校等への配置が進められています。

Dの記述は×です。不適切な記述です。
子育て支援員とは、平成27年に「子ども・子育て支援新制度」のもと、保育の仕事や子育て支援に就業する人を増やす目的で創設された、子育て支援の新たな担い手のことを指します。子育て支援員になるためには、国が定めた研修を受け、「子育て支援員研修修了証明書」の交付を受ける必要があります。この子育て支援員研修は子育て経験や学歴、保育士資格の有無に関係なく「保育の仕事や子育て支援に携わりたい」と考えている人すべてが対象となります。

よって正解の組み合わせは5となります。

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