保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
社会福祉 問68
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問題
保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会福祉 問68 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、わが国の社会保障制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 1950(昭和25)年の「社会保障制度に関する勧告」が出されて以降、わが国の社会保険制度は大きく発展した。
B わが国の社会保障の目的は、「広く国民に安定した生活を保障するもの」から、近年、「生活の最低限度の保障」へと変わってきた。
C わが国の社会保障制度の機能は、①生活安定・向上機能、②所得再分配機能、③経済安定機能の3つがあげられる。
D 財務省の2017(平成29)年2月の国民負担率の公表によると、わが国の社会保障制度の国民負担率(社会保障負担と租税負担の合計額の国民所得比)は、1970(昭和45)年度から2015(平成27)
年度への45年間で、約1.8倍となっている。
A 1950(昭和25)年の「社会保障制度に関する勧告」が出されて以降、わが国の社会保険制度は大きく発展した。
B わが国の社会保障の目的は、「広く国民に安定した生活を保障するもの」から、近年、「生活の最低限度の保障」へと変わってきた。
C わが国の社会保障制度の機能は、①生活安定・向上機能、②所得再分配機能、③経済安定機能の3つがあげられる。
D 財務省の2017(平成29)年2月の国民負担率の公表によると、わが国の社会保障制度の国民負担率(社会保障負担と租税負担の合計額の国民所得比)は、1970(昭和45)年度から2015(平成27)
年度への45年間で、約1.8倍となっている。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○
- ( A )○ ( B )× ( C )○ ( D )○
- ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )× ( B )○ ( C )× ( D )○
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この過去問の解説 (3件)
01
A 〇 適切です。
「1950 年勧告」では,社会保障は主に「最低限度の生活の保障」を 行うものでした。
B × 不適切です。
社会保障の目的は,「生活の最 低限度の保障」から,「広く国民に安定した生活を保障するもの」へ と変化しました。
C 〇 適切です。
D 〇 適切です。
1970年(昭和45)では24.3%となり2015(平成27)では42.8%です。
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02
A 〇 適切です。
1950(昭和25)年の「社会保障制度に関する勧告」は、「1950年勧告」とも言われます。
B × 不適切です。
社会保障制度の充実・拡大に伴い、社会保障の目的は「生活の最低限度の保障」から「広く国民に安定した生活を保障するもの」へと変化しました。
C 〇 適切です。
「平成24年版 厚生労働白書」に記されています。
D 〇 適切です。
財務省は、毎年、租税負担率と社会保障負担率を合計した国民負担率を公表しています。
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03
社会保障制度に関する勧告は、1950年勧告とも言います。「社会保障」について、日本において初めて公的な定義が示されました。
Bの記述は×です。
社会保障の定義は時代の変化とともに変わってきており、社会保障制度の充実・拡大に伴い、社会保障の目的は、「生活の制定限度の保障」から、「広く国民に安定した生活を保障するもの」へと変化しています。
Cの記述は○です。適切な記述です。
Dの記述は○です。適切な記述です。
よって正解の組み合わせは3となります。
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