保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
保育の心理学 問81

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 保育の心理学 問81 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  生得的に内在する能力が、時期に応じて自然に展開し、発達すると考える。
B  発達は漸次的に展開すると捉え、乳児期から老年期に至る8つの発達期それぞれに危機があると考える。
C  発達を環境との相互作用として捉え、人を取り巻く環境を4つのシステムと考えた後に、時間の影響・時間経過をつけ加え、5つのシステムとした。
D  受胎から死に至る過程の行動の一貫性と変化を捉え、生涯発達の一般的原理や発達の可塑性と限界を明らかにした。

【Ⅱ群】
ア マッコール(McCall, R.B.)
イ ゲゼル(Gesell, A.L.)
ウ ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.)
エ エリクソン(Erikson, E.H.)
オ バルテス(Baltes, P.B.)
  • ( A )ア  ( B )イ  ( C )オ  ( D )ウ
  • ( A )ア  ( B )ウ  ( C )エ  ( D )オ
  • ( A )イ  ( B )エ  ( C )ウ  ( D )ア
  • ( A )イ  ( B )エ  ( C )ウ  ( D )オ
  • ( A )エ  ( B )オ  ( C )ア  ( D )イ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

A ゲゼルの成熟優位説です。

B エリクソンは、発達段階を8段階に分けてそれぞれの段階ごとの乗り越えるべき課題と、乗り越えられなかった時の問題を示しました。

C ブロンフェンブレンナーの生態学的システム理論
5つの社会システムは①マイクロシステム②メゾシステム③エクソシステム④マクロシステム⑤クロノシステムです。

D バルテスは「生涯発達心理学(生涯学習の心理学)」を切り開きました。

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02

Aの記述は、イのゲゼルについて書かれています。
ゲゼルは環境よりも、遺伝的に組み込まれたプログラムによる成熟を重視しました。

Bの記述は、エのエリクソンについて書かれています。
エリクソンは人間の一生を8つの段階に分け、その段階ごとに心理的課題と危機、課題達成により獲得する要素などを分類しました。

Cの記述は、ウのブロンフェンブレンナーについて書かれています。
ブロフェンブレナーは、人が生活する中での社会的な環境変化が人の発達の変化に繋がるという概念を提唱しました。

Dの記述は、オのバルテスについて書かれています。
バルテスは、人間が一生を通してどのような発達をしていくのかという「生涯発達心理学」を切り開いた学者として有名です。

よって正解の組み合わせは4となります。

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03

正解は4番です。

A ゲゼルの記述です。

B エリクソンの記述です。

C ブロンフェンブレンナーの記述です。

D バルテスの記述です。

マッコールは、親子関係では、出産直後の接触などによって決定づけられるのではなく、その後の相互のかかわりによって築くことが重要だと言っています。

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