保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
保育の心理学 問83

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 保育の心理学 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、児童期から青年期の移行に関する記述である。( A )∼( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の適切な組み合わせを一つ選びなさい。

児童期から青年期に移行する第二次性徴が出現する時期は( A )とも呼ばれる。心理的には、一般に児童期の( B )傾向から、( C )傾向への準備が始まる。その基底に親からの( D )があり、精神的独立に向かって歩みだすが、その不安定さと葛藤は、しばしば反抗として現れる。

【語群】
ア:潜伏期  イ:心理的離乳
ウ:自己に基準をおく  エ:仲間に基準をおく
オ:経済的自立  カ:思春期
  • ( A )ア  ( B )ウ  ( C )エ  ( D )イ
  • ( A )ア  ( B )エ  ( C )ウ  ( D )オ
  • ( A )カ  ( B )ウ  ( C )エ  ( D )イ
  • ( A )カ  ( B )ウ  ( C )エ  ( D )オ
  • ( A )カ  ( B )エ  ( C )ウ  ( D )イ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5番です。

児童期から青年期に移行する第二次性徴が出現する時期は( A 思春期 )とも呼ばれます。
心理的には、 一般に児童期の( B 仲間に基準をおく )傾向から、( C 自己に基準をおく )傾向への準備が始まります。
その基底に親からの( D 心理的離乳 )があり、精神的独立に向かって歩みだすが、その不安定さと葛藤は、しばしば反抗として現れます。

潜伏期は、フロイトの心理学での発達段階での1つです。他にも、ピアジェ、エリクソンも主要人物なので合わせて覚えましょう。

心理的離乳は、ホリングワースが提唱したものです。

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02

正解は5です。

A カ 思春期
「思春期」は小学生高学年の頃から現れる第二次性徴の現れにともなう身体的、生理的な変化からの区分になります。

B エ 仲間に基準をおく

C ウ 自己に基準をおく

文部科学省によると思春期は、親や友達と異なる自分独自の内面の世界があることに気づきはじめるとともに、自意識と客観的事実との違いに悩み、様々な葛藤(かつとう)の中で、自らの生き方を模索しはじめる時期であると記述されています。

D イ 心理的離乳
心理的離乳とは、家族から精神的に離れ、自我意識に目覚め自立を試みるようになることです。行動としては親に対する自己主張や反抗としてあらわれます。

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03

設問の文章に正しい語句を当てはめると、下記のようになります。

児童期から青年期に移行する第二次性徴が出現する時期は(A 思春期)とも呼ばれます。
心理的には、 一般に児童期の(B 仲間に基準をおく)傾向から、(C 自己に基準をおく)傾向への準備が始まります。
その基底に親からの(D 心理的離乳)があり、精神的独立に向かって歩みだすが、その不安定さと葛藤は、しばしば反抗として現れます。

よって正解の組み合わせは5となります。

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