保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
保育の心理学 問84

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 保育の心理学 問84 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、固定遊具での遊びに関する記述である。適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  固定遊具に複数の幼児が集まると、動きの速さや回数を競ったりして互いに刺激し合いながら遊ぶ姿が見られる。数の限られた遊具では、順番に並んだり、交代したりすることを経験することにもなり、体を動かして遊びながら、人との関わりを学ぶことができる。
B  固定遊具のある園庭は、全園児が使用する共有スペースである。そのため、使い方や遊び方については、幼児と保育士が相互に話し合うことも必要である。
C  固定遊具は他の遊具や用具と組み合わせて使ったり、ごっこ遊びなどのイメージを取り込むことで遊びを広げていくことができる。その一方で、黙々と逆上がりに取り組んでいる幼児もおり、固定遊具での遊びの楽しさは一人一人異なる。
D  固定遊具の高い所で押し合うなど、保育士からは危ないように見えても、幼児は友達の様子や状況を考えながら行動している。そのため、声をかけずに見守ることが大切である。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )×
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )○
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )×  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )○  ( D )×

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この過去問の解説 (3件)

01

Aの記述は○です。
互いの動きを意識しながら、自分もできるようになりたいと真似したり努力したりする姿が見られます。順番や交代などをめぐってトラブルも起きやすい場でもありますが、しっかりと見守り援助していくことで、社会性を学ぶための場ともなります。

Bの記述は○です。
保育者と子どもとで、固定遊具で遊ぶ際のルールや決まり事をしっかりと話し合っておく必要があります。また、トラブルが起きた際には、それを良い機会と捉えて、どうすればみんなが楽しく遊べるかを話し合って、その都度新しいルールを考えていくことも必要になります。

Cの記述は○です。
一つの遊具をとっても、遊び方は子どもによってそれぞれです。

Dの記述は×です。
子どもの自主性を高めることは大切ですが、安全を確保することは最優先に考えねばなりません。

よって正解の組み合わせは1となります。

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02

正解は1です。
 遊具は子供たちに遊びを提供する道具です。固定遊具には、ぶらんこ、すべり台、ジャングルジム、うんていなどがあり、これらは体全体を動かす運動の道具として用いられます。また、遊具を使用して遊ぶことにより危険を回避する能力や危険を予知する能力、また友達といっしょに遊ぶことによってコミュニケーション能力のような社会性も身につきます。

A 〇 適切です。

B 〇 適切です。

C 〇 適切です。

D × 不適切です。
適切な声かけが必要です。

参考になった数4

03

正解は1番です。

A 〇 適切です。
固定遊具は、友達の様子をモデルにして遊んでいく姿があります。

B 〇 適切です。
固定遊具だけでなく、さまざまな場面でも子どもの思いも聞いたり、保育者の思いを伝えたりしています。

C 〇 適切です。
一人ひとりの遊びの段階があり、楽しむ姿も違います。

D × 不適切です。
固定遊具の高いところは、落ちたら危険です。見守るのではなく、正しい使い方ができるような適切な声がけが必要です。

参考になった数1