保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
保育の心理学 問94

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 保育の心理学 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、妊娠期からの親の心理に関する記述である。適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  妊娠初期は、つわりなど心身両面で、適応していくことが必要となる時期であるため、自分自身に関心が向き、生活やキャリアへの不安が強まることが多い。
B  胎動を通して母性が目覚め、母親は胎児の心の状態やパーソナリティなどについて様々な想像をめぐらすことは、出産直後の赤ちゃんとの相互作用に影響を及ぼす。
C  乳幼児と接している時間が母親は長いことが多いので、育児に対する肯定的感情も否定的感情も同様に極めて高い。
D  妊娠そのものを喜ぶことができず、受け入れることができない母親は、生まれた後の子どもとの関係性や育児態度に深刻な影響をもたらす可能性が高い。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

A 〇 適切です。
プロゲステロンというホルモンの増加がイライラや不安の原因といわれています。

B 〇 適切です。
乳児の泣き声への関心が高まったりと母親になるということに対して適応していきます。

C × 不適切です。
環境やサポート体制によって肯定的感情が高まったりするので一概に同様とは言えません。

D 〇 適切です。

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02

正解は2です。

A 適切です。妊娠初期は、つわりなどで心身両方に変化が見られることから、生活やキャリアに不安を抱きやすく、デリケートな時期となっています。

B 適切です。胎動を通して、母親になるという自覚が芽生える反面、ホルモンの変化により、感情のコントロールが難しくもなります。これらのことが産後の赤ちゃんとの相互作用に影響を及ぼすと考えられています。

C 不適切です。乳幼児と接している時間が母親は長いことが多いですが、育児に対する肯定的感情も否定的感情も個人によって差があるため、全ての母親が同じだとは言えません。

D 適切です。妊娠そのものを喜ぶことができず、受け入れることができない母親は、生まれた後の子どもとの関係性や育児態度に深刻な影響をもたらし虐待などの行為へと変化する可能性があります。

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03

正解は2番です。

A 〇 適切です。
妊婦の約50~70%が妊娠初期につわりを経験し、出産後に退職する女性は約3割います。

B 〇 適切です。
ホルモン変化のため、感情のコントロールが難しく、産後うつを発症する場合もあります。

C × 不適切です。
肯定的感情も否定的感情も個人差があるため、乳幼児を抱えるすべての母親が極めて高いとはいえません。

D 〇 適切です。
厚生労働省によると虐待死の約半数が0歳です。

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