保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
保育の心理学 問96
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問題
保育士試験 平成31年(2019年)前期 保育の心理学 問96 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、乳幼児と養育者の関係性に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 乳幼児と養育者の関係性は、乳幼児の社会・情緒的発達に影響を与える。
B 養育者のもつ子どもについての認知、イメージ、表象は、子どもの親に対する行動のパターンには、ほとんど影響を与えない。
C 保育士と乳幼児との関係性は、小学校、中学校での社会・情緒的発達に影響を与えない。
D 乳幼児と養育者の関係は、愛着関係と同義であると考えられる。
E 乳幼児期に形成される愛着のパターンから、成人期の愛着のパターンを95%予想できる。
A 乳幼児と養育者の関係性は、乳幼児の社会・情緒的発達に影響を与える。
B 養育者のもつ子どもについての認知、イメージ、表象は、子どもの親に対する行動のパターンには、ほとんど影響を与えない。
C 保育士と乳幼児との関係性は、小学校、中学校での社会・情緒的発達に影響を与えない。
D 乳幼児と養育者の関係は、愛着関係と同義であると考えられる。
E 乳幼児期に形成される愛着のパターンから、成人期の愛着のパターンを95%予想できる。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )○ ( E )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○ ( E )×
- ( A )○ ( B )× ( C )× ( D )× ( E )×
- ( A )× ( B )○ ( C )× ( D )× ( E )○
- ( A )× ( B )× ( C )○ ( D )○ ( E )○
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この過去問の解説 (3件)
01
A 〇 適切です。
養育者は、乳幼児に対して、応答的な対応が求められます。
B × 不適切です。
影響を与えないわけではありません。
C × 不適切です。
保育士と乳幼児の関係は、その子のその後の情緒発達においても影響を与える可能性はあります。
D × 不適切です。
乳幼児と養育者の関係は、必ずしも愛着関係と同義とはいえません。
E × 不適切です。
乳幼児期後、学童期、思春期などでも影響を受けるので、95%の予測は難しいです。
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02
A 適切です。乳幼児は養育者との愛着関係を築くことにより、社会性を身に付け、また安定した情緒で過ごすことができます。
B 不適切です。養育者のもつ子どもについての認知、イメージ、表象は、子どもの親に対する行動のパターンも子どもの発達に影響を与えます。
C 不適切です。愛着関係は特定の養育者との関係性により気づかれていきます。特定の養育者には親の他に保育士も含まれます。保育士との関係性も乳幼児の社会的・情緒的発達に影響を与えます。
D 不適切です。愛着関係とは乳幼児期に特定の養育者との間に形成される情緒的な絆のことであるため、乳幼児と養育者の関係と同義であるとは言えません。
E 不適切です。乳幼児期に形成される愛着のパターンから、成人期の愛着のパターンを予想するのは難しいです。
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03
A 〇 適切です。
人間関係の基盤ともいえる自己及び他者との信頼を得るのに重要です。
B × 不適切です。
子供の安定したアタッチメント(愛着の絆)の発達にも重要な役割をはたしています。
C × 不適切です。
安心感に基づく情緒の安定などは発達にとっての影響があります。
D × 不適切です。
愛着関係とは乳幼児期に特定の養育者との間に形成される情緒的な絆のことであり、乳幼児と養育者の関係が必ずしも同義であるとはいえません。
E × 不適切です。
そのような報告はありません。
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