保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
子どもの保健 問111

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 子どもの保健 問111 (訂正依頼・報告はこちら)

次のA∼Dのうち、注意欠如・多動症の子どもへの対応として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  多くの子どもと楽しく過ごせるように、大テーブルを複数の子どもで使用するようにした。
B  注意が散漫にならないように、くりかえし大きな声で指示を出した。
C  目的とは違ったものに注意が奪われやすいので、必要な教材や道具は活動の前に準備した。
D  やるべきこと、予定、規則を視覚的に示すようにした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

A × 不適切です。
大人数では、いろいろなもの・人・音などのために、気が散漫になりがちです。周囲からの刺激を少なくするようにします。

B × 不適切です。
指示をくりかえすことは適切ですが、大きな声は適切とは言えません。本人のそばで、わかりやすく何度も話します。

C 〇 適切です。
保育者と子どもの思いが同じようになるように、適切な支援です。

D 〇 適切です。
視覚的な援助は、特別支援を必要としている他の子どもたちにも効果的です。

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02

正解は4です。

A 不適切です。大テーブルを複数の子どもで使用すると、気が散りやすくなり遊びに集中できなくなります。個人のテーブルを用意するなどして外からの刺激が少なくなるように配慮することが必要です。

B 不適切です。ADHDなど発達障害を持つ子どもは感覚が敏感であり、大きな音や声を苦手とする子がいます。なるべく落ち着いた声で本人のそばでゆっくりと短くわかりやすい言葉で指示を出すことが大切です。

C 適切です。必要な教材や道具は活動の前に準備することは、活動に集中しやすくなる他、見通しを持ち安心して取り組むことができます。

D 適切です。やるべきこと、予定、規則を視覚的に示すようにすることで、活動の流れに見通しを持ち安心して生活することができます。

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03

正解は4です。

A × 不適切です。
刺激を多く与えるのは逆効果です。周囲からの刺激を極力少なくしましょう。

B × 不適切です。
大きな声で指示をするのではなく、短く具体的に耳の近くでゆっくり話すほうが効果的です。

C 〇 適切です。
気が散らないようにやるべきことに集中できるように準備するのは適切です。

D 〇 適切です。
言葉よりも視覚的な情報のほうが理解しやすく絵やイラストで示してあげるのは適切は支援です。

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