保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
保育原理 問1
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 保育原理 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「保育所保育指針」に通底する保育の考え方に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 乳児期から、月齢・年齢の標準的な子どもの姿をもとに集団的な一斉保育を大切にする。
B 保育の環境として、保育士や子どもなどの人的環境よりも、施設や遊具などの物的環境がより重要であると考える。
C 保育の方法として、子どもが自発的・意欲的に関われるような環境を構成して、子どもの主体的な活動を大切にする。
D 子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている。
A 乳児期から、月齢・年齢の標準的な子どもの姿をもとに集団的な一斉保育を大切にする。
B 保育の環境として、保育士や子どもなどの人的環境よりも、施設や遊具などの物的環境がより重要であると考える。
C 保育の方法として、子どもが自発的・意欲的に関われるような環境を構成して、子どもの主体的な活動を大切にする。
D 子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:× B:○ C:○ D:×
- A:× B:× C:○ D:○
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (3件)
01
A × 不適切です。
乳児期から集団的な一斉保育を行うのではなく、月齢や年齢に応じて、個別な対応を行います。
B × 不適切です。
保育の環境は、物理的環境がより重要ではなく、人的環境も両方、重要です。
C 〇 適切です。
保育所保育指針が改定され、今までよりも、子どもの主体的な活動を大切にするよう記載されています。
D 〇 適切です。
保育所は、養護及び教育を一体的に行うことを特性としています。
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02
A 「保育所は、児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号)第 39 条の規定に基づき、保育を必要とする子どもの保育を行い、その健全な心身の発達を図ることを目的とする児童福祉施設であり、入所する子どもの最善の利益を考慮し、その福祉を積極的に増進することに最もふさわしい生活の場でなければならない。」と記載されているので問題文の記述は不適切です。
B 「保育の環境には、保育士等や子どもなどの人的環境、施設や遊具などの物的環境、更には自然や社会の事象などがある。保育所は、こうした人、物、場などの環境が相互に関連し合い、子どもの生活が豊かなものとなるよう、次の事項に留意しつつ、計画的に環境を構成し、工夫して保育しなければならない。」とあるので問題文は不適切な記述となります。
C 適切です。「 子どもが自発的・意欲的に関われるような環境を構成し、子どもの主体的な活動や子ども相互の関わりを大切にすること。特に、乳幼児期にふさわしい体験が得られるように、生活や遊びを通して総合的に保育すること。」と記載されています。
D 適切です。「保育所は、その目的を達成するために、保育に関する専門性を有する職員が、家庭との緊密な連携の下に、子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている。」と記載されています。
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03
年齢や月齢という括りにとらわれすぎず、個々の成長を見守りながら、一人一人の興味や関心を大切にしていくことが大切だとされています。
Bの記述は×です。不適切な記述です。
物的環境も大切ですが、まずは保育士と子どもの安定した信頼関係がしっかりと築けることが大切です。
Cの記述は○です。適切な記述です。
一人一人の子どもの興味や関心に寄り添って、子どもたちが主体的に生き生きと過ごせるように働きかけていくことが大切です。
Dの記述は○です。適切な記述です。
幼児期は、養護と教育の両方が子どもの人としての基礎の育ちにとても大切だと考えられています。
よって正解の組み合わせは4となります。
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