保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
保育原理 問9
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 保育原理 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Yちゃん(4歳、女児)がS保育所からの帰り道、母親にその日のことを話している。その日、Yちゃんは袖に花の飾りがいくつかついたお気に入りの洋服を着ていた。花の飾りは糸で止められていて、手で引っ張ると簡単に取れてしまうものである。Yちゃんの洋服の花に興味を持った男の子たちが引っ張って、取れてしまった。Yちゃんは、花が取れてしまって本当は嫌だったのだけど、嫌と言えなかったと母親に話す。Yちゃんは、日頃からおとなしく、母親は保育所でも周りの友達に遠慮がちになっているのではないかと心配している。母親は、Yちゃんの話を聞いて、このことを連絡帳に書いて担当保育士に伝えることにした。
【設問】
担当保育士のYちゃんの母親への対応として、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」、第4章「子育て支援」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子ども同士のトラブルはあって当たり前なので、そんなに気にすることではないと母親に伝える。
B Yちゃんとクラスの子どもとの関係を気にかけて見ていくことを母親に伝える。
C Yちゃんに、嫌だと思ったときは相手に伝えて大丈夫だと話していくことを母親に伝える。
D クラス全体に対して、一人一人が大事にしている物は、周りのみんなも大事にするように伝え、そのことをYちゃんの母親に伝える。
【事例】
Yちゃん(4歳、女児)がS保育所からの帰り道、母親にその日のことを話している。その日、Yちゃんは袖に花の飾りがいくつかついたお気に入りの洋服を着ていた。花の飾りは糸で止められていて、手で引っ張ると簡単に取れてしまうものである。Yちゃんの洋服の花に興味を持った男の子たちが引っ張って、取れてしまった。Yちゃんは、花が取れてしまって本当は嫌だったのだけど、嫌と言えなかったと母親に話す。Yちゃんは、日頃からおとなしく、母親は保育所でも周りの友達に遠慮がちになっているのではないかと心配している。母親は、Yちゃんの話を聞いて、このことを連絡帳に書いて担当保育士に伝えることにした。
【設問】
担当保育士のYちゃんの母親への対応として、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」、第4章「子育て支援」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子ども同士のトラブルはあって当たり前なので、そんなに気にすることではないと母親に伝える。
B Yちゃんとクラスの子どもとの関係を気にかけて見ていくことを母親に伝える。
C Yちゃんに、嫌だと思ったときは相手に伝えて大丈夫だと話していくことを母親に伝える。
D クラス全体に対して、一人一人が大事にしている物は、周りのみんなも大事にするように伝え、そのことをYちゃんの母親に伝える。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:○
- A:× B:× C:○ D:○
- A:× B:× C:○ D:×
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この過去問の解説 (3件)
01
A この対応は母親の気持ちに寄り添えていないので不適切です。
B 適切です。Yちゃんとクラスの子どもとの関係を気にかけるということで母親に安心感を与えることができます。
C 適切です。Yちゃんの思いに寄り添いながら友達との関係を支援することができています。
D 適切です。クラス内であったことをクラス全体で共有しその対応を母親に伝えることができています。
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02
A × 不適切です。
「そんなに気にすることではないと母親に伝える」のではなく、母親の気持ちを受け止めていくことが必要です。
B 〇 適切です。
母親に、Yちゃんの様子について情報を共有していくことができます。
C 〇 適切です。
Yちゃんの気持ちを言葉で伝えられるように支援していきます。
D 〇 適切です。
全体で対応していく様子を母親にも伝えます。
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03
保護者の思いや子どもの思いを否定するのではなく、まずは十分に受け止め、そして共に協力して問題を解決していこうという姿勢を示すことが大切です。
Bの記述は○です。適切な記述です。
保護者が安心して子どもを園に送り出せるよう、保育者が気をつけてしっかりと見守っていくという姿勢を示すことが大切です。
Cの記述は○です。適切な記述です。
なかなか自分の思いを外に出すことができない子どもに対しては、保育者も意識して声をかけ、思いを出せるような援助をしていくことが大切です。
Dの記述は○です。適切な記述です。
当事者同士だけでなく、クラス全体で問題につい考え取り組んでいくことが大切です。
よって正解の組み合わせは3となります。
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