保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
保育原理 問8
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 保育原理 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Kちゃん(生後7か月)は、家庭では保護者がおんぶ紐でおんぶをしたまま昼寝をする習慣がある。保育所に入所後は、担当保育士が保護者に家庭での昼寝の様子を聞き、家庭での入眠方法を踏襲し保育士がおんぶをして午睡をしていた。Kちゃんは入所後1か月が経過したが布団ではなかなか眠れず、ウトウトしてもすぐに目を覚ましては泣いてしまい、十分に睡眠がとれない日々が続いている。
【設問】
担当保育士の今後の対応として、「保育所保育指針」第1章「総則」、第2章「保育の内容」、第4章「子育て支援」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 担当保育士との信頼関係を築けるようにKちゃんが泣いたら応答し、担当保育士との関わりがKちゃんにとって安心で心地よいものとなることをまず心がける。
B いずれ保育所の睡眠環境に慣れて眠るようになるとの見通しから、今後もしばらく担当保育士がおんぶして寝かせるようにしていく。
C 保護者に保育所でのKちゃんの状況を伝え、家庭でも保育所の環境を想定して、睡眠導入時から布団で寝られるようにするためにおんぶ紐の使用をやめるように話す。
D なるべく早く保育所の睡眠環境に慣れて眠れるように、泣いても極力応答せずにKちゃん自身が入眠リズムをつくっていくことを心がける。
【事例】
Kちゃん(生後7か月)は、家庭では保護者がおんぶ紐でおんぶをしたまま昼寝をする習慣がある。保育所に入所後は、担当保育士が保護者に家庭での昼寝の様子を聞き、家庭での入眠方法を踏襲し保育士がおんぶをして午睡をしていた。Kちゃんは入所後1か月が経過したが布団ではなかなか眠れず、ウトウトしてもすぐに目を覚ましては泣いてしまい、十分に睡眠がとれない日々が続いている。
【設問】
担当保育士の今後の対応として、「保育所保育指針」第1章「総則」、第2章「保育の内容」、第4章「子育て支援」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 担当保育士との信頼関係を築けるようにKちゃんが泣いたら応答し、担当保育士との関わりがKちゃんにとって安心で心地よいものとなることをまず心がける。
B いずれ保育所の睡眠環境に慣れて眠るようになるとの見通しから、今後もしばらく担当保育士がおんぶして寝かせるようにしていく。
C 保護者に保育所でのKちゃんの状況を伝え、家庭でも保育所の環境を想定して、睡眠導入時から布団で寝られるようにするためにおんぶ紐の使用をやめるように話す。
D なるべく早く保育所の睡眠環境に慣れて眠れるように、泣いても極力応答せずにKちゃん自身が入眠リズムをつくっていくことを心がける。
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:○ D:○
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:×
- A:× B:× C:○ D:×
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この過去問の解説 (3件)
01
「保育所保育指針」第1章「総則」、第2章「保育の内容」、第4章「子育て支援」を参照します。
A 〇 適切です。
子どもが安心して過ごせる環境づくりが大切です。
B 〇 適切です。
保育所に慣れるためにも、特に、乳児期は、担当保育者をすぐには変えずに、様子を見ていきます。
C × 不適切です。
無理におんぶ紐の使用をやめるように話すのではなく、家庭環境との連続性を踏まえて対応を考えていきます。
D × 不適切です。
保育所の睡眠環境に慣れるように、Kちゃんに対し受容的・応答的な対応を行うことが求められます。
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02
A 適切です。Kちゃんが安心して過ごせるよう、保育者との信頼関係を築いたり環境を整えたりすることが大切です。
B 適切です。Kちゃんが安心して保育園での生活に慣れていけるよう、しばらく担当保育士がおんぶをして寝かせるなどして様子を見ます。
C おんぶ紐の使用をすぐに辞めさせるのではなく、家庭環境などを考慮したうえで母親と相談しながら対応を考えるようにします。
D Kちゃんの思いや不安に寄り添いながら、無理なく入眠ペースを作っていくことが大切です。
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03
Kちゃんが保育士と安定した信頼関係が築けるように、きめ細やかな対応を心がけることが大切です。
Bの記述は○です。適切な記述です。
Kちゃんにとって初めての環境であることを考慮し、本人が安心して過ごせることをまずは一番に考えて対応することが大切です。
Cの記述は×です。不適切な記述です。
一方的に園での生活を家庭に押し付けるような対応をするのではなく、園と家庭との連携を大切にし、保護者との話し合いを重ねながらKちゃんがスムーズに安心して生活できる方法を相談し合う姿勢が大切です。
Dの記述は×です。不適切な記述です。
Kちゃんの気持ちを十分に受け止めながら、無理なく段階的に生活のリズムやペースを整えていけるように工夫していくことが大切です。
よって正解の組み合わせは1となります。
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