保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
保育原理 問17
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 保育原理 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【Ⅰ群】の語句と最も関連の深い人名を【Ⅱ群】から選び、それぞれを結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 消極的教育
B メトーデ
C ガーベ(恩物)
D 性格形成学院
【Ⅱ群】
ア オーエン(Owen, R.)
イ フレーベル(Fröbel, F.W.)
ウ ルソー(Rousseau, J.-J.)
エ ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
【Ⅰ群】
A 消極的教育
B メトーデ
C ガーベ(恩物)
D 性格形成学院
【Ⅱ群】
ア オーエン(Owen, R.)
イ フレーベル(Fröbel, F.W.)
ウ ルソー(Rousseau, J.-J.)
エ ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
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この過去問の解説 (3件)
01
A 「消極的保育」を実践したのはルソーです。ルソーのいう「消極的保育」とは、子どもが自発的に行動し、大人はそれを援助し見守る存在であることを指します。
B メトーデを実践したのはペスタロッチです。メトーデとは事物に対する直観からひらめきを発展させていく学習方法のことを言います。
C 恩物はフレーベルによって考えられた幼児の教材、玩具です。
D 性格形成学院はオーエンによって紡績工場内に作られた1~6歳の保育施設です。
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02
消極的保育とは、大人が先頭に立ってあれこれ教えるより、子どもたちが自発的に行動し、大人はそれを援助する存在であるという考えに基づく保育です。
Bのメトーデと結びつくのは、エのペスタロッチです。
ペスタロッチはスイスで活躍した教育実践家・思想家です。ペスタロッチは直接教授による教育方法であるメトーデを確立しました。これは、知識を言葉で覚えさせるのではなく、実際の物や写真などを見せたり触れさせたりすることで興味を引き出し、感覚器官を通じて知識を習得させることが大切だという考えです。
Cのガーベ(恩物)と結びつくのは、イのフレーベルです。
フレーベルは子どもは自由に遊ぶことを通して事物の本質を体得すると考えました。そのため、子ども自身が率先して活動できるような教具である恩物を創案しました。
Dの性格形成学院と関連の深い語句は、アのオーエンです。
オーエンはイギリスの自身が経営する紡績工場に性格形成学院を設立し、1歳から5歳までの幼児を教育しました。
よって正解の組み合わせは5となります。
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03
A 消極的教育を実践したのがルソーです。
ルソーは、『エミール』で消極的教育を記しています。
B メトーデを実践したのがペスタロッチです。
直観こそが思考力の発達や言語獲得の基礎となると解き、直観教授といいます。
C ガーペ(恩物)を考案したのはフレーベルです。恩物は20種類あります。
D 性格形成学院を創設したのはオーエンです。
性格形成学院は、イギリスの工場内保育施設です。
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