保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
教育原理 問30

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問題

保育士試験 令和元年(2019年)後期 教育原理 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

次のA ~ Cのうち、「特別支援教育の推進について(通知)」(平成19年 文部科学省)の一部として、下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  特別支援教育は、これまでの特殊教育の対象の障害だけでなく、知的な遅れのない発達障害も含めて、特別な支援を必要とする幼児児童生徒が在籍する全ての学校において実施されるものである。
B  特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒への教育にとどまらず、障害の有無やその他の個々の違いを認識しつつ様々な人々が生き生きと活躍できる共生社会の形成の基礎となるものであり、我が国の現在及び将来の社会にとって重要な意味を持っている。
C  特別な支援が必要と考えられる幼児児童生徒については、担任一人が責任をもって保護者の理解を得ることができるよう慎重に説明を行い、学校や家庭で必要な支援や配慮について、保護者と連携して検討を進めること
  • A:○  B:○  C:○
  • A:○  B:○  C:×
  • A:○  B:×  C:○
  • A:×  B:○  C:×
  • A:×  B:×  C:○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

A 〇 適切です。
発達障害は、知的な遅れがある人、知的な遅れのない人まで広い範囲をふくんでいます。

B 〇 適切です。
文部科学省によると、「共生社会」とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会であると記載されています。

C × 不適切です。
「担任一人が責任をもって」ではなく「特別支援教育コーディネーター等と検討を行った上で」が適切です。

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02

正解は2です。

A 適切です。発達障害には大きな知的な遅れのない広汎性発達障害やADHD、学習障害なども含まれます。

B 適切です。「共生社会」とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会のことを言います。

C 特別な支援が必要と考えられる幼児児童生徒については、校長や特別支援コーディネイター等と連携し組織的に対応することが大切だと考えられています。

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03

Aは○です。適切な記述です。
発達障害は幅広く、中には知的な遅れがない場合もあります。

Bは○です。適切な記述です。
共生社会とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者が、積極的に参加・貢献していくことができる社会を指します。誰が相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会のことです。

Cは×です。不適切な記述です。
担任一人が責任を持つのではなく、特別支援コーディネーターも含めた多くの目で子どもの様子を見て、連携して保護者の理解を得ていくことが大切です。

よって正解の組み合わせは2となります。

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