保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
社会福祉 問72

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問題

保育士試験 令和元年(2019年)後期 社会福祉 問72 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ソーシャルワークの援助のあり方に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  「インテーク」では、クライエントのニーズを多面的に把握する。
B  「アセスメント」では、クライエントの抱えている問題について情報収集を行う際、クライエントのストレングスについて情報収集をすると、援助の焦点がぼやけてしまうため行うべきではない。
C  「モニタリング」では、提供しているサービスに対して、その提供状況に不具合があるかどうかをチェックするため、利用者のサービスに対する満足感を評価する必要はない。
D  多様なニーズを抱えているケースに対する「インターベンション」では、ソーシャルワーカーが中心となって関係機関に声をかけ、チームアプローチで行う場合がある。
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

A 適切です。「インテーク」とは「受け入れ」という意味を持ち、相談者が担当者と最初に行う面接のことを言います。この面接により、クライエントのニーズを多面的に把握します。

B 「アセスメント」とは「評価」「査定」の意味を持ちます。アセスメントはクライエントのケアの見通しや方針を決める際に必要になります。

C 「モニタリング」とは、ケースワークの展開を観察することです。ケースワークが目標に沿って行われているか、サービスが利用者のニーズに合っているかをモニタリングによって評価します。

D 適切です。「インターベンション」とはソーシャルワークの中心的な役割を果たす専門的な働きかけのことを言います。ソーシャルワーカーが中心となって関係機関に声をかけ、チームアプローチで行います。

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02

正解は【2】です。

A・・・〇
「インテーク」は相談援助における一番最初の段階で、面談や電話相談の場面です。クライアントがどのようなニーズを持ち相談を持ち掛けてきたのか、様々な角度から把握することが重要です。

B・・・✖
「アセスメント」とはどのような福祉サービスを提供するかなど今後の計画を立てるために情報収集を行う場面です。クライエントの強みを知ることは問題解決のための重要な手掛かりのため、知っておく必要があります。

C・・・✖
「モニタリング」とは福祉サービスの提供後に行う状況把握のことです。適切にサービスは実施されているか、新たな問題は生じていないかなど様々な角度から把握する必要があります。本人や家族の満足度も重要な評価基準です。

D・・・〇
「インターベンション」とは援助者が積極的に介入し問題解決にあたることです。そのためにチームアプローチという方法もあります。

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03

正解は2です。

A ○
「インテーク」とは、援助の最初の部分で、
クライアントとの信頼関係を築きつつ、
多角的にニーズを把握していきます。

B ×
「アセスメント」は、援助にあたり、
必要な情報収集をし、評価をすることです。
このとき、
クライアントのストレングスについて
情報収集、アセスメントしておくと、
得意なことを活かした計画立案に
役立てることができます。

C ×
「モニタリング」では、
計画に基づいて実施されたサービスについて、
その実施状況とともにクライアントの満足度も
確認していきます。

D ○
「インターベンション」とは、
援助者が介入することを指します。
ソーシャルワーカーが直接働きかける場合も
ありますが、
社会資源を活用する場合もあります。
その場合は、関係機関との連携が
必要になってきます。

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