保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
子どもの保健 問114
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問114 (訂正依頼・報告はこちら)
子どもの反抗について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 反抗は子どもが心理的自立を図る過程で生じる一過的な現象である。
B 反抗が嘘言という形をとることがあるが、これは正常発達内のことなので特別の配慮を要しない。
C 反抗がみられない子どもは、後になって精神的な問題を起こしやすい。
D 反抗が通常の成長にみられる程度や期間を超えると、反抗挑発症(反抗挑戦性障害)と呼ばれる。
A 反抗は子どもが心理的自立を図る過程で生じる一過的な現象である。
B 反抗が嘘言という形をとることがあるが、これは正常発達内のことなので特別の配慮を要しない。
C 反抗がみられない子どもは、後になって精神的な問題を起こしやすい。
D 反抗が通常の成長にみられる程度や期間を超えると、反抗挑発症(反抗挑戦性障害)と呼ばれる。
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この過去問の解説 (3件)
01
反抗期は一過性のもので、一人の人間としてのアイデンティティを確立していく過程において重要といわれています。
Bは×です。
嘘を頻繁につくなど、反社会的行為な行動が継続して繰り返される場合は、環境や養育者の対応に問題がないか気をつけてみていくことが大切です。
Cは×です。
反抗が見られないからといって後に精神的な問題を起こしやすいとは限りません。
養育環境が適切で過度の抑圧などがないならば、反抗が見られないこともあります。
Dは○です。
反抗挑発症はもともと情動をコントロールすることが難しいなどの気質的な問題が要因であったり、養育環境が悪かったり安定しなかったりするなどの環境的なことが要因となることもあります。
よって正解の組み合わせは3となります
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02
A ○
反抗は、自我が芽生え、
心理的に自立していく過程で
一時的に生じるものです。
B ×
虚言の背景には、
家庭で必要以上に叱責されていたり、
友達との関係が
うまくいっていなかったりする場合があるので、
注意深く様子をみることが大切です。
C ×
強く抑え込まれてしまったために、
反抗できず心理的に
自立できなかった場合は、
大人になってから
人間関係や生活上支障を
生じることがあります。
しかし、反抗がなくても、
後に問題なく過ごす人も
たくさんいます。
D ○
反抗の程度や期間が、
成長過程にみられる程度を
超えたものになると、
反抗挑発症(反抗挑戦性障害)の
可能性が高くなります。
もともと衝動性が高いなどの素因を
持つ場合が多く、
支援を要します。
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03
A 適切です。子どもの反抗は2~3歳頃に起こる第1時反抗期と小学校高学年頃から起こる第2次反抗期があり、どちらも自我を確立するために起こる一次的な反抗です。
B 反抗による嘘言は、親が過干渉であるために起こることであり、子どもからの非行のサインでもあるため、家族関係の修復等の対応をしていく必要があります。
C 反抗期に反抗することを許されなかった、親から必要以上に叱られるなどの経験をした子どもは、自我が確立されなかったり、親からの心理的自立ができなかったりすることから大人になり、人間関係や生活に問題を起こすことがあります。
D 適切です。反抗が通常の成長にみられる程度や期間を超えると、反抗挑発症(反抗挑戦性障害)と呼ばれ、問題解決のための対応が必要となります。
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