保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
社会的養護 問32
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問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 社会的養護 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、乳児院に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 乳児院は、保育所等訪問支援事業の訪問対象の施設である。
B 乳児院の長は、施設の所在する地域の住民につき、児童の養育に関する相談に応じ、及び助言を行うよう努めなければならない。
C 乳児院は、「児童福祉法」に定める「乳児」のみを対象とした施設である。
D 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成30年2月1日現在)」(令和2年1月 厚生労働省)によると、被虐待経験のある乳児院入所児が受けた虐待の種類は、「ネグレクト」が最も多い。
A 乳児院は、保育所等訪問支援事業の訪問対象の施設である。
B 乳児院の長は、施設の所在する地域の住民につき、児童の養育に関する相談に応じ、及び助言を行うよう努めなければならない。
C 乳児院は、「児童福祉法」に定める「乳児」のみを対象とした施設である。
D 「児童養護施設入所児童等調査結果(平成30年2月1日現在)」(令和2年1月 厚生労働省)によると、被虐待経験のある乳児院入所児が受けた虐待の種類は、「ネグレクト」が最も多い。
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:× B:○ C:× D:○
- A:× B:× C:○ D:×
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は A:○ B:○ C:× D:○ です。
A ○
保育所等訪問支援事業とは、発達に気がかりのある児童への支援事業です。その児童の通う集団施設(保育園・小学校など)、又は入所施設(乳児院・児童養護施設など)を訪問して支援をします。
B ○
児童福祉法第48条の2に示されています。具体的には、短期入所や地域の親子の遊び場の提供など、その地域の保護者や子どもの支援をしています。
C ×
基本的には乳児を対象としています。状況に応じて幼児も入所対象とみなします。
D ○
ネグレクトに次いで、身体的虐待、心理的虐待と続きます。児童養護施設やファミリーホームも一番多いのはネグレクトです。(「児童養護施設入所児童等調査結果(平成30年2月1日現在)」(令和2年1月 厚生労働省))
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02
正解はA:○ B:○ C:× D:○です。
A 適切です。乳児院や保育所の他にも、児童養護施設や幼稚園、小学校、特別支援学校も訪問対象の施設です。
B 適切です。児童福祉法第48条の2において『乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設及び児童自立支援施設の長は、当該施設の所在する地域の住民に対して、その行う児童の保護に支障がない限りにおいて、児童の養育に関する相談に応じ、及び助言を行うよう努めなければならない。』と定められています。
C 不適切です。乳児院に入所する子どもの年齢は原則として1歳未満までの乳児とされていますが、特別に保護・養育を必要とする際には、2歳以上の入所も可能です。
D 適切です。「児童養護施設入所児童等調査結果(平成30年2月1日現在)」(令和2年1月 厚生労働省)によると、被虐待経験のある乳児院入所児が受けた虐待の種類は、「ネグレクト」が最も多く、次いで身体的虐待が多いという結果が出ています。
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03
正解は A:○ B:○ C:× D:○ です。
A ○
乳児院、児童養護施設に入所している障害児も支援対象です。
B ○
児童福祉法第48条の2に定められています。
C ×
家庭での養育を受けることができない乳児(1歳未満)が対象ですが、特に必要がある場合は小学校就学前の幼児も入所できます。
D ○
ネグレクトの次に多いのは身体的虐待です。
(「児童養護施設入所児童等調査結果(平成30年2月1日現在)」(令和2年1月 厚生労働省))
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