保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの保健 問101
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問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問101 (訂正依頼・報告はこちら)
保育所の重大事故における対応として、子どもが意識を失って倒れていた場合、次のうちから適切なものを一つ選びなさい。
- 心臓マッサージを大人の場合の倍の速さで行った。
- 胸部に吐物が付着していたが、蘇生を急ぐべきと考え、AEDの電極をそのまま貼った。
- 意識を失って倒れている子どもに駆け寄りながら、大声で人を呼んだ。
- 近くに人がいなかったので、AEDをとりに、その場を離れた。
- 保護者への連絡は状況が落ち着くまで控えた。
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この過去問の解説 (3件)
01
心臓マッサージの速さは、大人も子どもも同じで、1分間に100回〜120回のテンポで行います。
2の記述は×です。不適切な記述です。
AEDの電極は素肌に何も挟まないように直接貼る必要があります。その際に皮膚に汚れや水分が付着していたら十分な効果を得ることができないため、きれいに拭き取ってから貼ることが望ましいです。
3の記述は○です。適切な記述です。
緊急時に全てのことを一人の力で行うことは困難です。なるべく多くの人の手が必要となるので、大きな声で周囲に援助を呼びかけましょう。
4の記述は×です。不適切な記述です。
その場を離れて取りに行っているうちに手遅れになってしまうこともあります。周囲に大声で援助を呼びかけ、救急車を呼んだ後は、その場でできる限りの救命措置を行うことが最優先となります。
5の記述は×です。不適切な記述です。
保護者への連絡も優先事項です。心肺蘇生などの救命措置を進めながら、速やかに保護者に連絡を取るようにします。
よって正解の適切な記述は3となります。
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02
1 不適切です。
子どもに対する心臓マッサージの速さは大人と同様です。
胸骨圧迫(心臓マッサージ)30回と人工呼吸を2回で1セットとし、
繰り返し行います。
2 不適切です。
嘔吐が見られる場合、嘔吐物が気動に詰まる可能性があります。
心配蘇生が必要であれば行いますが、まずは状況を判断する必要があります。
必要であれば、子どもを横向きに寝かせる「回復体位」を取らせるなど、
適切な処置が必要です。
3 適切です。
大声で救援を呼び、症状によってはAEDの手配など適切な処置を行います。
4 不適切です。
まずは、大声で救援を呼びます。
やむを得ず、その場を離れるときは、子どもを横向きに寝かせる「回復体位」にし、
その場を離れます。
5 不適切です。
子どもに異変があった場合は、直ちに保護者への連絡が必要です。
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03
1 ×
心臓マッサージの回数は、
子どもと大人で違いはなく、
胸骨を30回圧迫、
人工呼吸を2回を1セットとして行います。
2 ×
A E Dの電極は、
胸部の水分や貼り薬などを取り除いてから
貼り付けるようにします。
3 ○
倒れている人がいたら、
まず意識の有無を確認します。
問題文によると、
「意識を失って倒れている」ので、
大きな声で助けを呼ぶとともに、
至急子どものケアを行います。
4 ×
まずは大きな声で、
他の人を呼ぶことが優先されます。
一般には、
もし近くに人がいない場合は、
自分で119番通報をし、
心配蘇生をしながら救急隊の到着を待ちます。
5 ×
保護者への連絡は、
救急対応とともに、
すみやかに行います。
そのためにも、
あらかじめ緊急時の役割分担を
決めておくことが大切です。
適切なものを選ぶので、正解は3となります。
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