保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの保健 問104
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問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問104 (訂正依頼・報告はこちら)
次のA~Eのうち、子どもにみられる症状あるいは疾患について述べたものとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 発熱を判定する場合、その子どもの通常の体温(平熱)を把握している必要がある。
B 腹痛とは、腹部の痛みであるが、年少幼児では痛みの局在がはっきりとしないこともある。全身状態の観察が重要である。
C けいれんとは、意識消失とともに全身または体の一部の筋肉が、意志とは関係なく発作的に収縮することをいう。
D 水痘は特徴的な発しんが重い場合は全身的に出現するが、頭皮にはみられないのが特徴である。
E 麻しんは高熱を発して、顔面や頸部から出現した発しんが、下降的に広がり消退する時に色素沈着を残す。
A 発熱を判定する場合、その子どもの通常の体温(平熱)を把握している必要がある。
B 腹痛とは、腹部の痛みであるが、年少幼児では痛みの局在がはっきりとしないこともある。全身状態の観察が重要である。
C けいれんとは、意識消失とともに全身または体の一部の筋肉が、意志とは関係なく発作的に収縮することをいう。
D 水痘は特徴的な発しんが重い場合は全身的に出現するが、頭皮にはみられないのが特徴である。
E 麻しんは高熱を発して、顔面や頸部から出現した発しんが、下降的に広がり消退する時に色素沈着を残す。
- A:○ B:○ C:○ D:○ E:○
- A:○ B:○ C:× D:× E:○
- A:○ B:× C:× D:○ E:○
- A:× B:○ C:○ D:○ E:×
- A:× B:× C:○ D:× E:×
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この過去問の解説 (4件)
01
A 適切です。急な発熱や体調の変化に気づくためには、子どもの平熱や持病などを把握しておく必要があります。
B 適切です。年少幼児では言葉で痛い場所を適切に伝えることが難しいため、子どもが痛みを訴えた場合、その箇所だけでなく、全身の状態を観察することが重要です。
C 不適切です。けいれんとは自分の意思と関係なく全身または体の一部が硬直したり、発作的に収縮することを言います。意識が消失することもありますが、意識があって起こることもあります。
D 不適切です。水痘(水ぼうそう)は発熱と同時に皮膚に発疹ができる感染症です。発疹は手足や体だけでなく、頭皮にも表れます。
E 適切です。麻しん(はしか)は高熱を発して、顔面や頸部から出現した発しんが、下降的に広がり消退する時に色素沈着を残します。
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02
A ○です。
平熱は子どもによって違うため、普段から把握しておくことが必要です。
子どもの平熱は大人より高いとされており、
36.8度〜37.4度が正常な範囲とされています。
B ○です。
設問の通りです。
C ×です。
けいれん時に必ず意識消失が起こるとは限りません。
3分以内に収まることが多いので、落ち着いて状態を観察し、
適切な処置を行うことが必要です。
寝かせる場合は、嘔吐物が詰まることを避けるため、
顔を横に向けて寝かせます。
D ×です。
水痘の発しんは、発熱を伴い全身に出現するため、頭皮にも見られます。
頭皮には見られないという特徴はありません。
E ○です。
設問の通りです。
麻しんは、非常に感染力が強い感染症です。
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03
A 〇 適切です。
体温には、年齢差や個人差があり、1日の中でも変動します。
その子供の平熱を把握し、できるだけ一定の条件で測定するようにします。
B 〇 適切です。
局所の症状だけではなく、全身状態を観察することは大切です。
C × 不適切です。
けいれんは、中枢神経系の異常な興奮によって自分の意志とは無関係に起こる筋肉の収縮です。
必ずしも意識消失が起こるわけではありません。
D × 不適切です。
水疱は頭皮の中まで発疹ができるのが特徴です。
E 〇 適切です。
麻しんは38~40℃の発熱とともに耳後部から発疹が出て、身体、四肢と広がることが多いです。
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04
体温には個人差があるので、平常時での体温がどのくらいであるか把握しておく必要があります。
Bは○です。適切な記述です。
幼児はまだ言葉が拙く、自分の状態をきちんと伝えることができないことがあります。異常や苦痛を訴えた際は、全身の状態の観察をしっかりと行うことが大切です。
Cは×です。誤った記述です。
けいれんとは、筋肉が急激に自分の意志とは関係なく収縮する発作のことをいい、全身または一部の筋肉に起こります。ただし、意識については、消失する場合もありますが、意識がある中でけいれんが起こることもあります。
Dは×です。誤った記述です。
水痘の発疹は、頭皮にも出現します。
Eは○です。適切な記述です。
よって正解の組み合わせは2となります。
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