保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの食と栄養 問129

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問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの食と栄養 問129 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の節句の種類と、【Ⅱ群】の節句に食べる一般的な料理や食品を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A 人日の節句
B 桃の節句
C 端午の節句
D 七夕の節句
E 重陽の節句

【Ⅱ群】
ア ちまき、柏餅
イ 栗ご飯、きく酒
ウ はまぐりのお吸い物、ちらしずし、菱もち
エ かゆ、せり、なずな
オ そうめん
  • A:ア  B:イ  C:ウ  D:エ  E:オ
  • A:ア  B:エ  C:ウ  D:イ  E:オ
  • A:イ  B:ウ  C:ア  D:オ  E:エ
  • A:エ  B:ウ  C:ア  D:イ  E:オ
  • A:エ  B:ウ  C:ア  D:オ  E:イ

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は5です。

A 人日の節句は1月7日の「七草の節句」のことを言います。この日は「せり」「なずな」「ごぎょう」「はこべら」「ほとけのざ」「すずな」「すずしろ」と言った春の七草をいれたお粥を食べます。

B 桃の節句は3月3日のひな祭りのことを言い、女子の健やかな成長を祈る年中行事です。この日は、はまぐりのお吸い物、ちらしずし、菱もちを食べます。

C 端午の節句は5月5日の子どもの日の年中行事です。ちまき、柏餅を食べ、男子の健やかな成長を祈ります。

D 七夕の節句は7月7日の年中行事です。この日にそうめんを食べるのは、そうめんを天の川に見立ててのことだそうです。

E 重陽の節句は9月9日の菊の節句のことを言います。陰陽思想の中の「陽数」の極である「9」が重なることから「重陽」と呼ばれています。人々はこの日に、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべたお酒を酌み交わし、邪気を払い長寿を願いました。

参考になった数40

02

解答. 5
A 人日の節句(1月7日)ーー エ かゆ、せり、なずな
「七草の節句」としても知られるこの日には、
「せり・なずな・ごきょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」の
七草が入った粥を食べ、無病息災を祈ります。

B 桃の節句(3月3日)ーーー ウ はまぐりのお吸い物、ちらしずし、菱もち
女の子の健やかな成長と健康を祝う日です。
雛飾りを飾ってお祝いします。

C 端午の節句(5月5日)ーー ア ちまき、柏餅
「子どもの日」として知られる5月5日は、男の子の健康と成長とともに、
一族の繁栄を願う日です
鎧や兜、鯉のぼりを飾って、お祝いします。

D 七夕の節句(7月7日)ーー オ そうめん
「七夕の節句」では、七夕に願いを込めて笹竹に吊るします。
七夕は収穫祭でもあり、小麦や野菜を神に供えました。
この日には、そうめんを食べ、無病息災を願います。

E 重陽の節句(9日9日)ーー イ 栗ご飯、きく酒
「菊の節句」として知られる「重陽の節句」は、
菊酒や栗ご飯で健康を祈ります。
「後の雛」として、お雛様を飾る習慣もあるようです。

参考になった数14

03

Aと結びつく語句はエです。
「人日の節句」とは五節句の1番目の節句で、陰暦1月7日のことをいいます。お正月最後のこの日は、七草粥を食べて1年の豊作と無病息災を願います。

Bと結びつく語句はウです。
「桃の節句」は「上巳の節句」ともいわれ、3月3日にあたります。桃が咲く時期と重なることから桃などの自然の生命力をもらうなどして厄災を祓います。 また女の子の誕生と成長を祝う「雛祭り」としても一般に浸透し、はまぐりのお吸い物、ちらしずし、菱もちがお祝いで食べられます。

Cと結びつく語句はアです。
「端午の節句」は「菖蒲の節句」とも言われ、5月5日にあたります。強い香気で厄を祓う菖蒲やよもぎを軒につるし、また菖蒲湯に入ることで無病息災を願いました。
また勇ましい飾りをして男の子の誕生と成長を祝う「尚武の節句」としても浸透しており、この日にはちまきや柏餅がお祝いで食べられます。

Dと結びつく語句はオです。
七夕とは「7月7日の夕方」を意味しています。七夕行事は、中国に古くから伝わる牽牛・織女星の伝説と日本古来の棚機津女の信仰が混ざり合って形成されたものです。この時期に健康を祈り食べられていた「索餅」は熱病を流行らせた霊鬼神が子供時代好きな料理で祟りを沈めるとされていました。やがてその索餅は素麺へと変化し、七夕に素麺を食べるようになったそうです。

Eと結びつく語句はイです。
「重陽の節句」とは9月9日にあたり、菊に長寿を祈る日です。農山村や庶民の間で秋の田畑の収穫が行われる時期に「栗の節句」とも呼ばれて栗ご飯などで節句を祝いました。

よって正解の組み合わせは5となります。

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04

正解は5です。

A エ 
人日の節句とは、五節句の1番目の節句です。
1月7日に七草粥を食べて1年の豊作と無病息災を願います。

B ウ 
桃の節句は上巴(じょうし)の節句ともいいます。
女の子の健やかな成長を願う祭りで、3月3日にはまぐりのお吸い物やちらしずしを食べます。

C ア 
端午の節句は、男の子の健やかな成長を願う5月5日のお祝いです。
ちまきや柏餅を食べます。

D オ 
七夕の節句は短冊にさまざまな願い事を書き、夜空に輝く織女星と牽牛星に供えます。
そうめんを食べて無病息災を願います。

E イ 
重陽の節句は、9月9日で菊の節句とも呼ばれます。
菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べて無病息災や長寿を願います。

参考になった数4