保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
社会福祉 問73

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)前期 社会福祉 問73 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、グループワークの過程に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  準備期とは、利用者がグループに溶け込むために利用者同士の接触、交流をうながす働きかけをし、相互作用を活性化していく時期である。
B  開始期とは、グループの目的を明確にし、具体的な援助計画を立て、その支援ができる環境を整える時期である。
C  作業期とは、グループの主体的な展開を重視し、利用者と少し距離を保ちながら側面的に援助していく時期である。
D  終結期とは、利用者自身、自らが自己の目標を評価し、同時に支援者の行う援助を振り返って評価する時期である。
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

一般に、グループワークの過程は、

準備期、開始期、作業期、終結期、の4つの過程で示されます。

A ×

準備期では、支援者がグループワークを行う準備を行います。

この段階には、支援者が、利用者の抱える問題、環境、行動特性を事前に把握する段階が含まれます。

問題文に書かれているような、利用者同士の関わりを促し、相互作用が活性化させる関わりは、開始期に行われるものであると考えられます。

B ×

開始期は、グループワークを始める段階です。

この段階では支援者の役割などを利用者に説明、確認する段階が含まれます。

グループワークでの約束事なども確認し、援助関係をつくります。

問題文にあるように、利用者の問題等を事前に把握し、計画を立て、支援を行う環境を整える、という作業は、準備期に行われるものであると考えられます。

C ○

作業期は、課題解決に向けた活動を行う段階です。

支援者は、グループの主体的活動をサポートしていきます。

D ○

終結期では、グループワークを終える段階で、支援内容や、自己目標を評価します。

以上より、A ×  B ×  C ○  D ○

となりますので、正解は5となります。

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02

グループワークの過程には、準備期、開始期、作業期、終結・移行期があります。

A ×

開始期のことです。準備期は、利用者の問題・課題と、援助の内容を明確にする時期のことです。

B ×

準備期のことです。開始期とは、グループワークを始める段階のことをいいます。利用者を集団になじませることから始まります。

C 〇

集団が発達する時期です。集団独特の行動や考え方が生まれていく時期です。

D 〇

集団活動を終わらせて評価していく時期です。

これらのことから正解は5となります。

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03

解答. 5

A:×です。

記述は「開始期」のものです。

「準備期」とは、グループの目的を明確にし、具体的な援助計画を立て、

その支援ができる環境を整える時期です。

B:×です。

記述は「準備期」のものです。

「開始期」とは、利用者同士が初めて出会い、グループワークを開始する時期のことです。

利用者がグループに溶け込むために利用者同士の接触、

交流をうながす働きかけをし、相互作用を活性化していく時期です。

C:○です。

記述の通りです。

D:○です。

記述の通りです。

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