保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
子ども家庭福祉 問52
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 子ども家庭福祉 問52 (訂正依頼・報告はこちら)
次の図は、「厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課障害児・発達障害者支援室調べ(平成31年1月17日時点)」において報告された、福祉型障害児入所施設における措置、及び契約による入所理由である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A:ア B:イ C:オ
- A:イ B:ウ C:カ
- A:ウ B:ア C:イ
- A:エ B:カ C:ウ
- A:オ B:イ C:キ
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この過去問の解説 (5件)
01
障害児入所施設には福祉型障害児入所施設と、医療型障害児医療施設があります。
正解は5(Aオ Bイ Cキ)です。
提供するサービス
福祉型障害児入所施設、、、保護、日常生活の指導、知識技能の付与
医療型障害児入所施設、、、保護、日常生活の指導、独立自活に必要な知識技能の付与及び治療
入所理由として、
福祉型、医療型共に、措置では、虐待(疑い)保護者の養育力不足が多いです。
契約では、保護者の養育力不足が多くなっています。
いずれも、障害児の年齢が上がるにつれて、増加していく傾向にあることも抑えておきたいです。
https://www.mhlw.go.jp/content/12204500/000540810.pdf
画像引用
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02
正解は5(Aオ Bイ Cキ)です。
福祉型施設への措置入所において最も多いのが虐待(疑いあり)(42.6%)です。次に、保護者の養育力不足(35.6%)、保護者の疾病等による養育困難(4.8%)となります。
契約入所においては保護者の養育力不足(36.6%)が最も多く、次いで保護者の疾病による養育困難(7.7%)、虐待(疑いあり)(5.5%)と続きます。
入所理由として保護者の養育力不足が多いですが、措置入所においては虐待の割合が高いのが特徴です。
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03
正解は【5】です。
福祉型障害児入所施設に関する問題です。
措置入所で最も多いのは(キ, 虐待(疑いあり))で42.6%です。次に(イ, 保護者の養育力不足)35.6%、(オ, 保護者の疾病等による養育困難)4.8%と続きます。
契約入所においては(イ,保護者の養育力不足)が最も多く、次いで(オ,保護者の疾病による養育困難)7.7%、(キ, 虐待(疑いあり))5.5%と続きます。
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04
「措置」というのは、子どもに必要となる支援を行政の権限で決定して提供する制度で、「契約」は子どもに必要となる支援を保護者が選択して施設と契約を結ぶことです。
措置入所で最も多いのは「キ」の「 虐待(疑いあり)」で42.6%。次に「イ」「 保護者の養育力不足」35.6%、「オ」「 保護者の疾病等による養育困難」が4.8%と続くという形です。
契約入所においては「イ」「保護者の養育力不足」が一番多く、次に「オ」「保護者の疾病による養育困難」が7.7%、「キ」「 虐待(疑いあり)」が5.5%と続なっています。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
正解です。
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05
この問題では、福祉型障害児入所施設における措置、及び契約による入所理由の理解が求められています。
まず、措置と契約の違いについてもしっかり学んでおきましょう。
措置・・・子どもに必要な支援を行政権限で決定して提供する制度。
契約・・・子どもに必要な支援を保護者が選択して施設と契約を結ぶこと。
AとCが間違いです。
措置の場合は、保護者がいない場合や虐待を受けている場合、保護者が契約を結ぶことが難しい場合が入所理由で多くなります。
よって、最も割合が大きいCには虐待が適切です。
また、逆に契約だと虐待の割合が少なくなります。
A、B、Cが間違っています。
措置だと、親の養育不足は虐待についで多い割合になります。
よって、Aにイの保護者の養育不足が入るのは不適切です。
また、Bのウ親の死別は、措置と契約ともに5%未満になっています。
A、B、Cが間違っています。
Bのア、家庭の経済的理由は、措置、契約ともに10%未満です。
よって、Bに入ることは不自然です。
A、B、Cが間違っています。
Aのエ、親の離婚とありますが、措置、契約ともに5%未満です。
特に措置の場合は、親の離婚だけで入所することは稀で2%ととても低い割合になっています。
正しい組み合わせです。
ポイントは、Cの割合が措置と契約で大きく変わっているところです。
虐待は入所理由として大きな割合を占めますが、契約になることはとても少ないのでCには虐待が入ります。
福祉型障害児入所施設における措置、及び契約による入所理由を円グラフにしたものは、一度確認しておきましょう。
理由の傾向を把握していれば、グラフの読み取りと消去法で正しい答えに近づけます。
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