保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
社会福祉 問58
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 社会福祉 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)によるソーシャルワーク(専門職)のグローバル定義(2014年)の日本語定義の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を
【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ソーシャルワークは、社会変革と( A )、社会的結束、および人々の( B )と解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。( C )、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。
【語群】
ア:民族固有の知 イ:ストレングス ウ:社会開発
エ:エンパワメント オ:自由 カ:社会正義
【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ソーシャルワークは、社会変革と( A )、社会的結束、および人々の( B )と解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。( C )、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。
【語群】
ア:民族固有の知 イ:ストレングス ウ:社会開発
エ:エンパワメント オ:自由 カ:社会正義
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この過去問の解説 (3件)
01
答えは4(Aウ Bエ Cカ)です。
ソーシャルワーカーとは相談を受ける専門家のことで社会福祉士や精神保健福祉士といった職種の総称です。
2014年7月に定義された国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)によるソーシャルワーク(専門職)のグローバル定義では以下のように記載されています。
ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。
社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。
よって答えは4(Aウ Bエ Cカ)になります。
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02
ソーシャルワーカーというのは、社会福祉士や精神保健福祉士といった職種の総称です。
アの「民族固有の知」とは「世界各地に根ざす、人々が集団レベルで長期間受け継いできた知」のことを言います。ソーシャルワークは「民族固有の知」にはかかわっていません。
イの「ストレングス」とは「支援を必要としている人の持っている意欲、能力、希望や長所」をさすことが多いです。ソーシャルワークは、ストレングスの促進は行いません。
ウの「社会開発」とは「国民の生活環境を向上させる」ことです。この文章の中に入れるには不適切ですね。
エの「エンパワメント」とは「公的な権威や法律的な権限を与えること」を意味しており、カの「社会正義」とは「社会の常識から考えて正しい道理」を意味しています。この選択肢が正解です。
オの「自由」の促進は、この国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)によるソーシャルワーク(専門職)のグローバル定義(2014年)の日本語定義には組み込まれていません。
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03
ソーシャルワーカーとは生活相談員の総称です。
福祉や医療、教育などの業界において、問題や悩みを抱えている人の支援や援助を行う職業です。
A、Cが間違いです。
Aについて、答えはウの社会開発です。
ソーシャルワーカーは、社会の発展につながるような個人の能力を引き出す役割もあります。
A、B、C全て間違いです。
Bについて、エンパワメントが答えです。
エンパワメントとは、社会的に不利な状況に置かれた人々の自己実現を目指していて、その人の長所、力、強さに着目して援助することです。
A、B、C全て間違いです。
Cについて、社会正義が答えです。
人々が平等に扱われ、社会全体の福祉の保障と秩序の維持を実現することを目指しています。
正しい組み合わせです。
ソーシャルワーカーの定義を理解した上で問題文を読めばわかりやすいです。
言葉を絞って覚えるのもいいと思います。
Bが間違いです。
国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)はスイスに本部をおいています。
1956年に設立されています。
ソーシャルワーカーは国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)によって2014年に定義されています。
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