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保育士の過去問 令和3年(2021年)後期 保育の心理学 問82

問題

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次のうち、トマス(Thomas,A.)らの気質に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  気質を分類する際に、活動水準、順応性、反応の強さなどを含めた5次元について観察し、その程度によって気質を3つのタイプに分類した。
B  子どもの行動を観察し、その行動スタイルの違いから、現象面に基づいて気質を測定した。
C  気質の分類によると、「扱いやすい子どもたち(easy children)」のタイプは全体の約10%だった。
D  乳幼児期に「扱いにくい子どもたち(difficult children)」と分類されたタイプの子どものうち、約18%には後に問題行動が生じた。
   1 .
A:○  B:○  C:○  D:○
   2 .
A:○  B:○  C:×  D:○
   3 .
A:○  B:×  C:○  D:×
   4 .
A:×  B:○  C:×  D:×
   5 .
A:×  B:×  C:○  D:○
( 保育士試験 令和3年(2021年)後期 保育の心理学 問82 )
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この過去問の解説 (3件)

45

A→×

 正しくは5次元ではなく9次元です。トマスは粘り強さや規則正しさなど9つの気質を見つけ「扱いやすい子」「扱いにくい子」「立ちあがりが遅い子」の3タイプに分類しました。

 

B→〇

 トマスは子どもの観察を行い、実際の様子から気質を測定しました。

 

C→×

 トマスの調査では、平均的な子(約35%)扱いやすい子(約40%)扱いにくい子または順応が遅い子(約25%)となっています。扱いやすい子は全体の約40%です。

 

D→×

 約18%ではなく、約70%です。

選択肢4. A:×  B:○  C:×  D:×

こちらが正解です。

付箋メモを残すことが出来ます。
11

トマスとチェス夫妻は、1950年代からニューヨーク在住の乳児130人以上を対象に、

乳幼児期(生後5年間)および青年期(18~24歳)にニューヨーク縦断研究を行いました。

トマスらは子どもの気質の分類をするために、観察法・心理テスト・両親との面接・教師や保育士からの聴取などを行い、次の9つの特性により評価を行いました。

「粘り強さ」「体内リズムの周期性、規則正しさ」「活動水準」「順応性」「気分」「身体活動の活発さ」「集中力の持続性」「五感の敏感さ」「反応の強さ」

これらの9つの特性から、気質を「扱いやすい子」「扱いにくい子」「立ち上がりが遅い子」の3つに分類しました。

1963年のニューヨーク縦断研究の結果は以下のようになりました。

「扱いやすい子(40%)」「立上りが遅い子(15%)」「扱いにくい子(10%)」

(残りの35%は「平均的な子」とする)

これらの子どもが成長したときの問題行動を起こす割合を調査した結果は以下です。

「扱いやすい子のうち18%」「立上りが遅い子のうち40%」「扱いにくい子のうち70%」

A→× 5次元ではなく、9次元です。よって×です。

B→○ 記述のとおりです。

C→× 「扱いやすい子どもたち」は10%ではなく、40%です。よって×です。

D→× 「扱いにくい子どもたち」ではなく、「扱いやすい子どもたち」と分類されたタイプの子どものうち、約18%の子が後に問題行動を起こしました。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:○

不正解です。

選択肢2. A:○  B:○  C:×  D:○

不正解です。

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:×

不正解です。

選択肢4. A:×  B:○  C:×  D:×

正解です。

選択肢5. A:×  B:×  C:○  D:○

不正解です。

まとめ

トマスらは、9つの特性から気質を3つのタイプに分類しました。

特性を覚える必要はありませんが、「9つの特性」という数字は覚えておきましょう!

3

トマスとチェスの気質3タイプについての問題です。

知らないと答えるのが難しい問題です。

この問題を繰り返し解いたり、まとめたりして覚えましょう。

 

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:○

A、C、Dが間違いです。

Aについて、トマスとチェスは、子どもの気質には個人差があることを調査し公表しました。

調査では子どもの気質は9次元に分類され、この組み合わせにより3つのタイプに分類しました。

そのため、×が正しい答えです。

選択肢2. A:○  B:○  C:×  D:○

A、Dが間違いです。

Dについて記述では、「乳幼児期に「扱いにくい子どもたち(difficult children)」と分類されたタイプの子どものうち、約18%には後に問題行動が生じた。」とありますが、正しくは約70%です。

そのため、×が正しい答えです。

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:×

A、B、Cが間違いです。

Bについて、記述の通りなので○が正しい答えです。

選択肢4. A:×  B:○  C:×  D:×

正しい組み合わせです。

トマスとチェスの気質の3タイプ『扱いやすい子』『扱いにくい子』『立ち上がりの遅い子』に分類され、それにさらに『平均的な子』を加えられました。

選択肢5. A:×  B:×  C:○  D:○

B、C、Dが間違いです。

Cについて記述では、気質の分類によると、「扱いやすい子どもたち(easy children)」のタイプは全体の約10%だった。」となっていますが、正しくは約40%です。

よって、正しい答えは×になります。

まとめ

気質のタイプや子どもの気質の特性など数字で表示されているものは出題されやすいのでしっかり覚えておきましょう。

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