保育士の過去問 令和4年（2022年）前期 子どもの保健 問15

答えは「３」です。

まず「ネグレクト」とは、

育児放棄とも言い、

食事や清潔にする世話を放棄したり、

家やその他の場所に閉じ込めたり

放置することを指します。

A→〇

ネグレクトの疑いがあることを

児童相談所や自治体の担当者に通報するには

情報が必要になるので、

様子を観察し、記録しておくことが大切です。

B→×

入所して間もないからと注意を怠るのは違います。

入所してからの日数は関係なく、

ネグレクトの疑いがある場合は注意してみていく必要があります。

C→〇

子どもの安全を確保するためにも

早く通告することが望ましいです。

また、児童虐待防止法にも、

虐待を疑われる場合は早期に通告するように書かれています。

D→〇

S君は保育者に対して拒否的行動をしているので、

まずは保育園が安心できる場所となるよう、

特定の保育者と関わることで

信頼関係を築いていけるよう配慮することが大切です。

正解は「3」です。

A：○　　B：×　　C：○　　D：○

A：○です。

非難するような態度にならぬよう注意しつつ、様子を観察していきます。

B：×です。

場所見知り・人見知りの可能性もありますが、楽観視せずに気にかけてあげましょう。

気になる点を記録に残しておくことが後々の支援にも繋がっていきます。

C：○です。

保育所だけで対応せず、関係各所と連携しながら支援を行っていくことが大切です。　

D：○です。

ネグレクトを受けた子どもは他者との信頼関係を上手く築けないことが多いです。

まずは特定の人物と安心して甘えることのできる関係をしっかりと築き、徐々にその周囲との関係を作っていきましょう。

A：○

児童相談所に情報提供するため、2人の行動や様子を観察し、記録に残します。

B：×

場所見知りや人見知りの可能性もありますが、だからと言って注意しなくて良いわけではありません。

C：○

保育所だけで対応せず、関係機関と連携して対応します。

D：○

ネグレクトなど虐待を受け得た子どもは対人関係の構築が苦手です。特定の保育士が関わり、ここは安心安全だと思ってもらえるようにすることが必要です。