保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
子どもの保健 問14

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)前期 子どもの保健 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
5歳の女児。3歳までの保健所の乳幼児健診では、発育発達の問題を指摘されたことはない。3歳から保育所に入所し、これまで保育中の日常の生活や友人関係に問題はなかった。5歳になった頃から保育所の遊具や玩具を「汚い」と言い、遊具や玩具に誰かが触れていないかと保育士に繰り返し確認したり、頻繁に手を洗ったりするようになった。明らかに不安で落ち着かない様子となり、友人とも遊ばなくなった。

【設問】
次のうち、この女児に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  自閉スペクトラム症( ASD )を発症したと考えられる。
B  保育室の玩具を新しい物に交換することが望ましい。
C  手洗いや確認することは無意味であることを説明して、制止するように指導する。

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この過去問の解説 (3件)

01

答えは「5」です。

A→×

遊具や玩具が汚いと頻繁に手を洗うようになったからと

自閉スペクトラム症( ASD )を発症したとは考えにくいです。

まずは、汚いと思うようになった理由を確認する必要があります。

B→×

汚いと思う理由を確認するのが先ですので、

玩具を変えるかどうかは、

その原因によって判断するのが適しています。

C→×

女児が不安で落ち着かない様子の中、

手洗いと確認をすることで気持ちの整理がつくのであれば、

それを制止してしまうと更に不安にさせてしまいます。

慎重に対応していくのが良いでしょう。

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02

正解は「5」です。

A:×  B:×  C:×

A:×です。

事例からは発達の遅れが見受けられませんので、自閉スぺクラム症ではなく強迫性障害の可能性が考えられます。ただし、決めつけや偏見を持たずに、保護者や専門医と共に慎重に経過を見ていくことが大切です。

B:×です。

事例の子どもにとって実際に玩具が汚れているかどうかは問題になっていない可能性があります。

C:×です。 

無理に制止することで大きなストレスを抱えたりと、より悪化してしまうことがあります。

まずは子ども自身の不安に寄り添い、安心してすごせる環境を少しずつ整えていきましょう。

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03

A:×

ASDではなく、強迫性障害の可能性があります。専門医や保護者と連携して支援することが必要です。

B:×

玩具を新しいものに変えるより、なぜ汚いと思うのかを丁寧に聞き出す必要があります。

C:×

手洗いや確認は不安やストレスが要因になっていると考えられるので制止することは逆効果です。

選択肢1. A:○  B:○  C:×

誤りです。

選択肢2. A:○  B:×  C:○

誤りです。

選択肢3. A:×  B:○  C:×

誤りです。

選択肢4. A:×  B:×  C:○

誤りです。

選択肢5. A:×  B:×  C:×

正解です。

参考になった数5