保育士の過去問
令和4年（2022年）後期
保育の心理学 問20

遺伝ではなく、心理的環境要因が主な原因であると

考えられるものを考えましょう。

A　反応性アタッチメント（愛着）障害：〇

乳幼児期に親と子に何らかの原因があり、

愛着形成がされず、様々な問題を引き起こしてしまう症状です。

環境要因が主な原因であると言えるのでAは適切です。

B　心的外傷後ストレス障害：〇

命の危険を感じたり、とても怖い場面に遭遇した人に

起きやすい症状です。

フラッシュバックのように思い出したり、悪夢を見たりします。

こちらも環境要因が主な原因であるのでBは適切です。

C　自閉スペクトラム症：×

遺伝的な要因が複雑に関与していて

心理的環境要因が主な原因ではありません。

D　知的能力障害：×

出生時の要因と環境要因の両方あるので

こちらも不適切です。

A：○

適切です。

乳幼児期の養育者の無関心やネグレクトなどの養育が原因となることが多いです。

よって、心理的環境要因が主な原因と言えます。

B：○

適切です。

心的外傷後ストレス障害（PTSD）は、ひどく衝撃的な出来事を体験したきっかけで起こります。

よって、心理的環境要因が主な原因と言えます。

C：×

自閉症スペクトラム症は心理的環境要因が主な原因ではありません。

D：×

知的能力障害は心理的環境要因が主な原因ではありません。