保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
社会福祉 問14

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)前期 社会福祉 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、パールマン(Perlman, H.H.)が著したソーシャル・ケースワークの4つの要素として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  人(Person)―――― 生活上で課題を抱え、支援を必要とする人
B  問題(Problem)――― 利用者の直面する生活上の問題や課題
C  計画(Plan)―――― 支援を行うにあたり必要とされる支援計画
D  過程(Process)――― 利用者と支援者との関係を基盤として展開される支援の過程
  • A:○  B:○  C:○  D:○
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:○
  • A:×  B:○  C:○  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

パールマンは、クライエントが問題解決を自身で行えるように動機づけることを目指した問題解決アプローチを示した人物です。

4つのPと呼ばれる、人(Person)、問題(Problem)、場所(Place)、援助過程(Process)はケースワークの核となると考えています。

この問題は正しい組み合わせを解答する内容ですので、言葉や意味を確認しておきましょう。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:○

Aの人(Person)は、「生活上で課題を抱え、支援を必要とする人」という意味ですので、です。

Bの問題(Problem)は、「利用者の直面する生活上の問題や課題」という意味ですので、です。

Cの計画(Plan)は、PDCAサイクルである「Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)」のPlanに該当します。パールマンの4つのPは、「場所(Place)」ですので、解答は×です。

Dの過程(Process)は、「利用者と支援者との関係を基盤として展開される支援の過程」という意味ですので、です。

以上のことから「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。

そのため、本選択肢は不適切です。

選択肢2. A:○  B:○  C:○  D:×

Aは、人(Person)であるため、です。

Bは、問題(Problem)であるため、です。

Cの計画(Plan)は、PDCAサイクルのPlanに該当するため、解答は×です。

Dは過程(Process)であるため、です。

以上のことから「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。

そのため、本選択肢は不適切です。

選択肢3. A:○  B:○  C:×  D:○

Aは、人(Person)であるため、です。

Bは、問題(Problem)であるため、です。

Cの計画(Plan)は、PDCAサイクルのPlanに該当するため、解答は×です。

Dは過程(Process)であるため、です。

以上のことから「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。

そのため、本選択肢は適切です。

選択肢4. A:○  B:×  C:○  D:○

Aは、人(Person)であるため、です。

Bは、問題(Problem)であるため、です。

Cの計画(Plan)は、PDCAサイクルのPlanに該当するため、解答は×です。

Dは過程(Process)であるため、です。

以上のことから「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。

そのため、本選択肢は不適切です。

選択肢5. A:×  B:○  C:○  D:○

Aは、人(Person)であるため、です。

Bは、問題(Problem)であるため、です。

Cの計画(Plan)は、PDCAサイクルのPlanに該当するため、解答は×です。

Dは過程(Process)であるため、です。

以上のことから「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。

そのため、本選択肢は不適切です。

まとめ

ソーシャルワークのアプローチは、パールマン以外にもいくつもあります。

時代によってアプローチも変化していますので、どのようにアプローチが変化してきたのか定義した人物と共にまとめるとわかりやすくなるでしょう。

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02

Cの計画(Plan)が当てはまりません。

 

よって、
A: B: C:× D:
の選択肢が適切です。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:○

Cの組み合わせが一致しないため、不適切です。

選択肢2. A:○  B:○  C:○  D:×

C、Dの組み合わせが一致しないため、不適切です。

選択肢3. A:○  B:○  C:×  D:○

全ての組み合わせが一致するため、適切です。

選択肢4. A:○  B:×  C:○  D:○

B、Cの組み合わせが一致しないため、不適切です。

選択肢5. A:×  B:○  C:○  D:○

A、Cの組み合わせが一致しないため、不適切です。

まとめ

問題文は「4つのP」であり、援助を構成するものとして提唱しました。

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