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保育士の過去問 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問12

問題

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次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
11月のある朝、保育所に登園してきたW君が何となく元気がないように担当のM保育士は思い、W君の母に様子を聞いた。W君の母は「朝、食欲がなかったので、牛乳だけ飲んできた。でも平熱で、その他はいつも通りなので連れてきた。大丈夫だと思う」と答えたので預かることにした。W君のことに注意を払いながら一人で保育をしていたところ、午前中の室内遊びの途中で突然W君が嘔吐をした。

【設問】
次のうち、担当のM保育士のとる行動として、最も適切な記述を一つ選びなさい。
   1 .
他の児はそのままにしてW君のそばにすぐに行き、W君の介助及び嘔吐処理を行う。
   2 .
応援を頼み、他の児をすぐにその部屋から出し、W君の介助を行い他の部屋(保健室など)に連れていく。
   3 .
他児への対応とW君の介助及び嘔吐処理を同時に行う。
   4 .
すぐに隣の部屋に行き、保育士を呼び、W君の介助と他の児童の対応を分担して行う。
   5 .
すぐに嘔吐処理用の一式を用意し、嘔吐処理を行ってからW君の介助を行う。
( 保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問12 )
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この過去問の解説 (2件)

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この事例問題のポイントは、嘔吐をしたときの適切な対応です。

子どもが嘔吐する場面は、実際に起こりうることですので、自分ならどのように行動するかを想定しながら解いてみましょう。

選択肢1. 他の児はそのままにしてW君のそばにすぐに行き、W君の介助及び嘔吐処理を行う。

子どもが嘔吐をした場合、本人の介助や嘔吐の処理も必要ですが、他に考えなければいけないことは、他の子どもに感染しないかという点です。

そのため、子どもが嘔吐した場合は、嘔吐した子どもの対応と周りにいる子どもたちを隔離することを行いましょう。

したがって、本選択肢は不適切です。

選択肢2. 応援を頼み、他の児をすぐにその部屋から出し、W君の介助を行い他の部屋(保健室など)に連れていく。

嘔吐した子どもの対応と他の子どもを隔離することを同時に行うのは、困難であり、想定外の事態が起こることも考えられます

そのため、本選択肢のように、応援を頼み、手分けして対応するといいでしょう。

したがって、本選択肢は適切です。

選択肢3. 他児への対応とW君の介助及び嘔吐処理を同時に行う。

子どもが嘔吐したという急な展開に、保育士一人ですべてを対応しなければならないという考えになりがちです。

しかし、一人で対応してしまうと見えないところでトラブルが起きたり、事故につながることも考えられます。

急な事態ではありますが、子どもを守る者として、落ち着いて応援を呼び、手分けをしながら対応していくことが望まれます。

したがって、本選択肢は不適切です。

選択肢4. すぐに隣の部屋に行き、保育士を呼び、W君の介助と他の児童の対応を分担して行う。

応援を呼ぶために隣の部屋にいる保育士を呼ぶことも、対応の1つとして考えるでしょう。

しかし、隣の部屋に保育士を呼びに行くことで、子どもたちから目を離してしまう時間ができてしまうのです。

目を離してしまうことで、嘔吐物を触ってしまう子どもや別のトラブルが起きることも考えられます。

この場合は、保育室に設置されているインターホンを使い応援を呼ぶことや、事前にどのように対応するかを保育施設内の職員で共有しておくことが大切になります。

したがって、本選択肢は不適切です。

選択肢5. すぐに嘔吐処理用の一式を用意し、嘔吐処理を行ってからW君の介助を行う。

W君の対応をすることも必要ですが、他の子どもを隔離するなどの対応ができていません

したがって、本選択肢は不適切です。

まとめ

子どもが嘔吐したことで、考えなければならない対応として、嘔吐した子どもへの対応と他の子どもの対応が挙げられます。

嘔吐は感染症のリスクも考えられるため、普段からどのように対応していけばいいか保育士をはじめとした職員同士で共有しておきましょう。

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この問題のポイントは、嘔吐処理の際の保育士の動きになります。

実際に起きた場合自分だったらどうするか、解答と照らし合わせて考えると理解しやすいです。

選択肢1. 他の児はそのままにしてW君のそばにすぐに行き、W君の介助及び嘔吐処理を行う。

他の児をそのままにしておく対応は、感染リスクが高まったり、他のトラブルが起こったりするので不適切です。

選択肢2. 応援を頼み、他の児をすぐにその部屋から出し、W君の介助を行い他の部屋(保健室など)に連れていく。

適切な対応です。

選択肢3. 他児への対応とW君の介助及び嘔吐処理を同時に行う。

一人で同時に対応はできません。

よって、不適切な対応です。

選択肢4. すぐに隣の部屋に行き、保育士を呼び、W君の介助と他の児童の対応を分担して行う。

隣の部屋にいってしまうと子どもたちから目を離すことになるので不適切です。

インターホンなどで子どもたちを見守りながら応援を頼みましょう。

選択肢5. すぐに嘔吐処理用の一式を用意し、嘔吐処理を行ってからW君の介助を行う。

不適切な対応です。

嘔吐処理用の一式は、普段から用意しておきましょう。

まとめ

嘔吐は突然起こるので、嘔吐処理用の一式は、普段から用意しておくことが大切です。

また、応援を頼んだら速やかに嘔吐してしまった児の対応、嘔吐処理対応、他の児の対応と分担して動きましょう。

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