保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子どもの保健 問11
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、保育施設における衛生管理に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 感染予防の観点から標準予防策は遵守するよう義務づけられている。
B 希釈して使用する消毒薬は原液の濃度が異なり換算して作るため、毎週希釈しなおして常備する。
C 簡易的砂場消毒法とは、天気の良い日に黒のビニール袋を、砂場を覆うようにシート状に1日中被せておくことである。
D プールの遊離残留塩素濃度を適切に保つため、毎時間水質検査を行う。
E 新しい動物を飼い始めるときには、2週間くらいの観察期間を設けて感染症を防止する。
A 感染予防の観点から標準予防策は遵守するよう義務づけられている。
B 希釈して使用する消毒薬は原液の濃度が異なり換算して作るため、毎週希釈しなおして常備する。
C 簡易的砂場消毒法とは、天気の良い日に黒のビニール袋を、砂場を覆うようにシート状に1日中被せておくことである。
D プールの遊離残留塩素濃度を適切に保つため、毎時間水質検査を行う。
E 新しい動物を飼い始めるときには、2週間くらいの観察期間を設けて感染症を防止する。
- A:○ B:○ C:○ D:× E:×
- A:○ B:○ C:× D:○ E:×
- A:○ B:○ C:× D:× E:○
- A:× B:× C:○ D:○ E:○
- A:× B:× C:○ D:○ E:×
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この過去問の解説 (2件)
01
保育施設では、子どもをはじめ多くの人が生活をしたり活動をしています。そのため、衛生管理は感染症予防の点からも必要です。
子どもたちの健康をどのように守るかを考えながら、この問題に挑戦してみましょう。
本解説は、主に、こども家庭庁の「保育所における感染症対策ガイドライン」(https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/c60bb9fc/20230720_policies_hoiku_25.pdf)を参考にしています。
Aの記述にある、「感染予防策」とは医療機関で実施されているものです。ガイドラインによると保育施設では可能な限り実践することとなっているため、記述にあるように義務ではありません。
したがって、Aの解答は×です。
Bの記述にある、消毒薬に関してですが、毎週ではなく、毎日作り替えることとなっています。
したがって、Bの解答は×です。
Cの砂場に関する消毒方法は適切です。黒のビニールシートをかぶせることにより、内部の温度が60度を超えるため、寄生虫の卵や細菌が死滅したり減少します。
したがって、Cの解答は〇です。
Dの記述のように、プールの遊離残留塩素濃度を適切に保つため、毎時間水質検査を行うこととなっています。
したがって、Dの解答は〇です。
Eの記述のように、新しく動物を飼う場合は、健康状態や感染予防のため、前から飼っている動物とは一緒にせず、2週間ぐらい隔離して観察するようにします。
したがって、Eの解答は〇です。
以上のことから、「A:× B:× C:〇 D:〇 E:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aの記述にある、「感染予防策」とは医療機関で実施されているもので義務ではありません。
したがって、Aの解答は×です。
Bの消毒薬は、毎日作り替えることとなっています。
したがって、Bの解答は×です。
Cの砂場に関する消毒方法は適切です。
したがって、Cの解答は〇です。
Dの記述のように、毎時間水質検査を行うこととなっています。
したがって、Dの解答は〇です。
Eの記述のように、新しく動物を飼う場合は、前から飼っている動物とは一緒にせず、2週間ぐらい隔離して観察するようにします。
したがって、Eの解答は〇です。
以上のことから、「A:× B:× C:〇 D:〇 E:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aの記述にある、「感染予防策」とは医療機関で実施されているもので義務ではありません。
したがって、Aの解答は×です。
Bの消毒薬は、毎日作り替えることとなっています。
したがって、Bの解答は×です。
Cの砂場に関する消毒方法は適切です。
したがって、Cの解答は〇です。
Dの記述のように、毎時間水質検査を行うこととなっています。
したがって、Dの解答は〇です。
Eの記述のように、新しく動物を飼う場合は、前から飼っている動物とは一緒にせず、2週間ぐらい隔離して観察するようにします。
したがって、Eの解答は〇です。
以上のことから、「A:× B:× C:〇 D:〇 E:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aの記述にある、「感染予防策」とは医療機関で実施されているもので義務ではありません。
したがって、Aの解答は×です。
Bの消毒薬は、毎日作り替えることとなっています。
したがって、Bの解答は×です。
Cの砂場に関する消毒方法は適切です。
したがって、Cの解答は〇です。
Dの記述のように、毎時間水質検査を行うこととなっています。
したがって、Dの解答は〇です。
Eの記述のように、新しく動物を飼う場合は、前から飼っている動物とは一緒にせず、2週間ぐらい隔離して観察するようにします。
したがって、Eの解答は〇です。
以上のことから、「A:× B:× C:〇 D:〇 E:〇」となります。
そのため、本選択肢は適切です。
Aの記述にある、「感染予防策」とは医療機関で実施されているもので義務ではありません。
したがって、Aの解答は×です。
Bの消毒薬は、毎日作り替えることとなっています。
したがって、Bの解答は×です。
Cの砂場に関する消毒方法は適切です。
したがって、Cの解答は〇です。
Dの記述のように、毎時間水質検査を行うこととなっています。
したがって、Dの解答は〇です。
Eの記述のように、新しく動物を飼う場合は、前から飼っている動物とは一緒にせず、2週間ぐらい隔離して観察するようにします。
したがって、Eの解答は〇です。
以上のことから、「A:× B:× C:〇 D:〇 E:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
この問題では、保育施設における衛生管理について問われていました。
保育施設の衛生管理については、こども家庭庁のホームページにある資料を参考にするといいのですが、試験問題によっては別の資料を確認しなければいけないものもあります。
そのため、過去問を解きながら該当する資料を調べていくことが必要です。
保育施設における衛生管理について学ぶためにも、資料を集めてまとめておきましょう。
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02
保育施設における衛生管理についての問題です。
基準予防策や遊離残留塩素濃度などあまり聞きなれない言葉が出てきて難しく感じますが、調べてみると普段していることや知っていることなのでまずは用語の理解をして正しく学びましょう。
A、B、D、Eが間違いです。
Aについて、標準予防策は病院向けの感染予防のガイドラインになるので、保育施設では義務ではありません。
Bについて、希釈して使用する消毒液は使用する際に作り、保存や常備はできません。
Dの遊離残留塩素とは、水中に投入された殺菌力のある塩素のことです。
プールを行う時は、毎時間水質検査をして適切な水質を保ちます。
Eは、記述の通り、○が正解です。
A、B、C、Eが間違いです。
Cについて、記述の通りです。
シートの中の温度が、60度を超えることで、寄生虫の卵や細菌を死滅、減少させることができます。
A、B、C、Dが間違いです。
よって正しい組み合わせではありません。
正しい組み合わせです。
Eが間違いです。
新しい動物を飼う際は、前から飼っていた動物とすぐ一緒にするのではなく2週間くらい隔離飼育して感染症を予防しましょう。
保育施設の衛生管理は、厚生労働省から出ている保育所における感染症対策ガイドラインに詳しく説明されています。
衛生管理は幅が広いので、まずは一読してみるのも価値があると思います。
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