保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子どもの保健 問13
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、世界保健機関(WHO)憲章の前文にある健康の定義(官報訳)である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
健康とは、完全な( A )、( B )及び( C )福祉の状態であり、単に( D )又は病弱の存在しないことではない。
健康とは、完全な( A )、( B )及び( C )福祉の状態であり、単に( D )又は病弱の存在しないことではない。
- A:経済的 B:精神的 C:宗教的 D:障害
- A:肉体的 B:精神的 C:社会的 D:疾病
- A:精神的 B:霊的 C:経済的 D:障害
- A:肉体的 B:霊的 C:社会的 D:疾病
- A:肉体的 B:精神的 C:経済的 D:障害
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この過去問の解説 (2件)
01
世界保健機構の健康の定義は、よく出るところです。
短い文で基本的なことでるので覚えてしまいましょう。
Aの「経済的」というがまず違うので不適切です。
健康に経済的は関係ありません。
正しい組み合わせです。
Aの「精神的」はあっていて迷いそうですが、健康はまず肉体的な状態を示すことなので間違いです。
Bが「霊的」というのではっきりと間違いだと気づけると良いと思います。
Bの「霊的」というのが間違いです。
健康に霊的は関係ありません。
Cの「経済的」というのが間違いです。
経済的福祉という言葉はありません。
覚えてしまうのが早いですが、いくつかポイントを押さえておくだけで消去法で解答に近づくことができます。
よく問題文を読んで解きましょう。
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02
世界保健機関(WHO)の健康の定義は、試験問題で取り上げられることは多いです。
過去問を繰り返し解きながら、定義を覚えていきましょう。
Aの「経済的」、Cの「宗教的」、Dの「障害」が不適切です。
健康には経済の面も必要かと考えますが、心身の健康を考えると「肉体的」や「精神的」の解答が当てはまります。
適切な解答です。
心も身体も健康であり、生活面でもバランスが取れている状態であること、そして自分の居場所や周りから必要とされたり役割がある状態であることが、健康の定義として当てはまるでしょう。
「病気では無いから健康である」とは言い切れず、心や身体、生活面や社会面で健康であることが大切とされています。
Aの「精神的」は正しいと考えそうですが、憲章の前文には、「肉体的、精神的」という順で記されています。そのため、不適切です。
その他、Bの「霊的」、Cの「経済的」、Dの「障害」が不適切です。
Bの「霊的」が不適切です。
「霊的」というのは「spiritual」という言葉で、尊厳や存在意義という意味があります。1998年のWHO執行理事会において検討されましたが、採択は見送られています。
Cの「経済的」、Dの「障害」が不適切です。
「経済的」という言葉は、ここで出題されている前文の後に記されていますので、確認してみましょう。
世界保健機関(WHO)憲章の前文にある健康の定義は、過去問でも多く取り上げられています。
まずは、現在の「健康の定義」を覚えていき、その後、どのように現在の「健康の定義」になっていったのかをたどっていくのもいいでしょう。
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