保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子どもの食と栄養 問2

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの食と栄養 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子どもの食生活に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A  「乳幼児栄養調査」(厚生労働省)は、全国の乳幼児の栄養方法及び食事の状況等の実態を把握することにより、授乳・離乳の支援や乳幼児の食生活の改善のための基礎資料を得ることを目的としている。
B  「平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)(回答者:2~6歳児の保護者)によると、起床時間が遅くなるにつれて、朝食を食べる子どもの割合は減少する。
C  「平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)(回答者:2~6歳児の保護者)によると、子どもだけで食べる「子食」は、朝食より夕食の方がその比率は高い。
D  5つの基本味は、甘味、酸味、塩味、苦味、辛味であり、子どもはさまざまな食経験とともに複雑な味も好むようになっていく。
  • A,B
  • A,D
  • B,C
  • B,D
  • C,D

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この過去問の解説 (2件)

01

現代の子どもの食生活について特徴や課題などがわかっていると解ける問題が増えます。

乳幼児栄養調査から出題されることも多いのでチェックしておく必要があります。

選択肢1. A,B

正解です。

乳幼児栄養調査は、昭和60年から10年毎に実施されています。

乳幼児の栄養方法や食事に関する状況、生活習慣や健康状態に関する状況などの調査結果の概要を知ることができます。

選択肢2. A,D

Dの記述が間違っています。

5つの基本の味は、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味です。

記述では、うま味ではなく辛味となっているので不適切です。

選択肢3. B,C

Cが間違っています。

Cの記述にある「子食」は夕食より朝食のほうがその比率は高いです

選択肢4. B,D

Dが間違いです。

辛味や渋味は刺激やしびれとして感じ取る感覚のため五味には入りません。

選択肢5. C,D

C、Dともに間違っています。

Cの「子食」の背景は、世帯構成の変化にあります。

共働きやひとり親世帯の増加により子どもの子食が増加しています。

まとめ

平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要をチェックしておきましょう。

現代の子どもを取り巻く食事に関する食事に関する問題や状況を把握できます。

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02

この問題は、「乳幼児栄養調査」を中心に問われています。

乳幼児栄養調査は、昭和60年から10年ごとに調査が行われており、2023年現在では平成27年のものが最新になっています。

子どもの食生活は、一緒に住んでいる家族によっても変わってくることを意識しながら問題を解いてみましょう。

選択肢1. A,B

Aに関して、調査の概要に問題文と同じ内容が記されています。したがって、Aの解答はです。

Bに関して、調査結果を見てみると、起床時間が遅くなるにつれ朝食を食べる割合は減少しています。したがって、Bの解答はです。

以上のことから、本選択肢は適切です。

選択肢2. A,D

Aに関して、調査の概要に問題文と同じ内容が記されていますので、解答はです。

Dに関して、5つの基本味とは、「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」となります。「辛味」ではないので解答は×です。

以上のことから、本選択肢は不適切です。

選択肢3. B,C

Bに関して、調査結果を見てみると、起床時間が遅くなるにつれ朝食を食べる割合は減少しています。したがって、Bの解答はです。

Cに関して、子どもの共食に関する調査結果を見ると、子どもだけで食べる「子食」の割合は、夕食よりも朝食の方が高いことが分かります。したがって、Cの解答は×です。

以上のことから、本選択肢は不適切です。

選択肢4. B,D

Bに関して、調査結果を見てみると、起床時間が遅くなるにつれ朝食を食べる割合は減少しています。したがって、Bの解答はです。

Dに関して、5つの基本味とは、「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」となります。「辛味」ではないので解答は×です。

以上のことから、本選択肢は不適切です。

選択肢5. C,D

Cに関して、子どもの共食に関する調査結果を見ると、子どもだけで食べる「子食」の割合は、夕食よりも朝食の方が高いことが分かります。したがって、Cの解答は×です。

Dに関して、5つの基本味とは、「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」となります。「辛味」ではないので解答は×です。

以上のことから、本選択肢は不適切です。

まとめ

この問題は子どもの食生活について問われていました。

乳幼児栄養調査を見てみますと、家族とそろって食べる割合は、朝食よりも夕食の方が高いことがわかるように、家族の働き方や生活の仕方によって変化しています。

調査内容を確認しながら家庭の食に関する状況を把握していきましょう。

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