保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
教育原理 問4
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)後期 教育原理 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、プロジェクト・メソッドについての説明として、不適切な記述を一つ選びなさい。
- プロジェクト・メソッドは、デューイ(Dewey, J.)の後継者の一人であったキルパトリック(Kilpatrick, W.H.)によって提唱されたもので、問題解決学習の一種と考えられる。
- プロジェクト・メソッドでは、目標の設定 → 計画の立案 → 実践 → 反省・評価、という一連の学習活動を生徒自身が行うことになる。
- プロジェクト・メソッドは、学習内容を系統化し、学習者が各ステップを踏みながら、確実に目標に到達できるように計画された教授学習の方法である。
- プロジェクトとは、「社会的な環境の中で全精神を打ち込んで行われる目的の明確な活動」と定義されるものである。
- プロジェクト・メソッドでは、生徒の学習が生徒自身の自発的な活動として展開されることに力点がおかれる。
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この過去問の解説 (2件)
01
*プロジェクト・メソッドについて*
① デューイの後継者の1人、キルパトリックによって提唱されたものです。
② プロジェクト・メソッドは、学習者自身が課題を見つけ、自主的に解決に解決するという方法です。
(問題解決学習)
③ 目標の設定 → 計画の立案 → 実践 → 反省・評価 という一連の学習活動を学習者自身が行います。
④ プロジェクトとは、「社会的な環境の中で全精神を打ち込んで行われる目的の明確な活動」と定義されています。
不適切な選択肢です。
プロジェクト・メソッドについて知らなくても、
「プロジェクト・メソッドでは、目標の設定 → 計画の立案 → 実践 → 反省・評価、という一連の学習活動を生徒自身が行うことになる。」
と
「プロジェクト・メソッドは、学習内容を系統化し、学習者が各ステップを踏みながら、確実に目標に到達できるように計画された教授学習の方法である。」
の選択肢を比較すると、対比している文章であることに気がつきます。
消去法で選択肢を絞ることが出来ます。
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02
プロジェクト・メソッドを提唱したのは、アメリカのキルパトリック(デューイの弟子)です。
プロジェクト・メソッドは、与えられる / やらされるのではなく、生徒が自ら興味を持ち自主的に行う問題解決学習の方法です。
キルパトリックは、問題解決学習の中で、特に「目的」を重視しました。
生徒自身が課題に感じたことを「目的」にして実行していく大切さを提唱しています。
カリキュラムを組んだり学習内容を系統化するのは「系統学習」となるため、誤りです。
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