保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
社会福祉 問10

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)後期 社会福祉 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、バイステック(Biestek, F.P.)の7原則の説明として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  利用者を個人として捉える。
B  利用者を一方的に非難しない。
C  援助者は自分の感情を自覚して吟味する。
D  秘密を保持して信頼感を醸成する。

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この過去問の解説 (2件)

01

●バイステックの7原則とは?

→援助の基本原則のことです。

 これを保育や介護の現場で取り入れることで、よりよい援助が期待できます。

 

個別化の原則

 かけがえのない個人として捉えること(記述A)

 

意図的な感情表現の原則

 どんな感情表現も認めること

 

統制された情緒関与の原則

 援助者自身が自分の感情を強く持ち、利用者に引きずられないこと(記述C)

 

受容の原則

 ありのままを受け止めること

 

非審判的態度の原則

 援助者が善悪を決めないこと(記述B)

 

自己決定の原則

 自分のことは自分で決めること

 

秘密保持の原則

 プライバシーを守り、漏洩しないこと(記述D)

 

4つの記述は、いずれも7原則に含まれます。

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02

「バイステックの7原則」はケースワークの基本姿勢です。

(アメリカの社会福祉学者であるバイステック氏が定義)

 

 以下の通りです。

 

 ①個別化:利用者を個人として捉える

 ②意図的な感情表現:利用者の感情表現を大切にする

 ③統制された情緒的関与:援助者は自分の感情を自覚して吟味する

 ④受容:利用者のありのままに受け止め批判しない

 ⑤非審判的態度:利用者を一方的に非難しない

 ⑥利用者の自己決定:利用者の意思に基づく自己決定を促して尊重する

 ⑦秘密保持:秘密を保持して信頼感を醸成する

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