保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
保育の心理学 問9
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)後期 保育の心理学 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、発達と教育に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
教育と心的機能の発達の相互作用に関する理論の中で( A )は、子どもが自力で課題を解決できる限界である( B )水準と、大人の援助や指導を受けることによって解決が可能となる( C )可能水準があるとした。この二つの水準の間の領域を( D )と呼んだ。教育的働きかけは、この範囲に対してなされなければ子どもの発達に貢献できないし、また、教育は( D )をつくり出すように配慮しなければならない。
【語群】
ア 固有の知識領域
イ ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)
ウ ボウルビィ(Bowlby, J.)
エ 現時点での発達
オ 潜在的な発達
カ 発達の最近接領域
教育と心的機能の発達の相互作用に関する理論の中で( A )は、子どもが自力で課題を解決できる限界である( B )水準と、大人の援助や指導を受けることによって解決が可能となる( C )可能水準があるとした。この二つの水準の間の領域を( D )と呼んだ。教育的働きかけは、この範囲に対してなされなければ子どもの発達に貢献できないし、また、教育は( D )をつくり出すように配慮しなければならない。
【語群】
ア 固有の知識領域
イ ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)
ウ ボウルビィ(Bowlby, J.)
エ 現時点での発達
オ 潜在的な発達
カ 発達の最近接領域
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この過去問の解説 (2件)
01
語群を埋めると、次のようになります。
教育と心的機能の発達の相互作用に関する理論の中で( A:ヴィゴツキー )は、子どもが自力で課題を解決できる限界である( B:現時点での発達 )水準と、大人の援助や指導を受けることによって解決が可能となる( C:潜在的な発達 )可能水準があるとした。この二つの水準の間の領域を( D:発達の最近接領域 )と呼んだ。教育的働きかけは、この範囲に対してなされなければ子どもの発達に貢献できないし、また、教育は( D:発達の最近接領域 )をつくり出すように配慮しなければならない。
また、ボウルヴィは、愛着理論を提唱した人物です。
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02
頻出する発達理論と人物を結び付けて覚えておくと有利です。
・「現時点での発達水準」「潜在的な発達水準」この二つの水準の間の領域を「発達の最近接領域」と呼びます。「あとちょっとだけ手伝ってもらえれば、習得できる」部分に着目し援助することが大切です。
・「現時点での発達水準」は、子どもが自力で課題を解決できる水準を指します。
・ヴィゴツキーは、教育と心的機能の発達の相互作用に関する理論を提唱しました。ボウルビィは『愛着理論』の提唱者です。
・「潜在的な発達水準」は、大人の援助や指導を受けることによって解決が可能となる水準を指します。
正答です。
合わせてボウルビィの愛着理論も押さえておくと良いでしょう。
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