保育士の過去問 令和5年(2023年)後期 子どもの食と栄養 問15
この過去問の解説 (2件)
保育所における地域の子育て家庭への支援に関する問題を解説します。
保育士試験では、保育所の役割や機能について理解し、適切な支援策を判断する能力が求められます。
食に関する情報提供や講習、体験保育などは、保育所が地域の子育て家庭への支援を行う上で有効な手段です。
食事に関する健康や栄養についての知識を提供し、子育て家庭の健康管理を支援します。
食に関する相談や援助も、地域の子育て家庭への支援の一環として重要です。
保護者が子どもの食事に関して不安や疑問を抱えている場合に、保育所が適切なアドバイスや情報提供を行うことで支援を行います。
食を通した交流の場の提供や交流の促進も、地域の子育て家庭への支援に有効です。
保護者同士が交流することで情報や経験を共有し、地域コミュニティの形成や支え合いの場を提供します。
保護者に対する生活習慣病の指導は、地域の子育て家庭への支援としては不適切です。
保育所の主な目的は、子どもたちの健康と安全を保障することであり、保護者の健康管理に直接関与することはその範囲外です。
地域の人材を活用して地域の子育て力を高める取り組みも、地域の子育て家庭への支援に有効な手段です。
地域の保育士や栄養士などの専門家やボランティアを活用して、子育て家庭にさまざまな支援を提供します。
この問題では、保育所における地域の子育て家庭への支援に関する記述の適切さを判断する能力が求められます。
正解は「保護者に対する生活習慣病の指導」であり、他の選択肢は地域の子育て家庭への支援として適切な内容を含んでいます。
保育所における地域の子育て家庭への支援に関する問題です。
「児童福祉法」に基づき、保育所では地域の子育て家庭への支援も積極的に行うよう努めることが期待されており、そのために
・食を通した保育所機能の開放(調理施設活用による食に関する講習などの実施や情報の提供、体験保育等)
・食に関する相談や援助の実施
・食を通した子育て家庭の交流の場の提供及び交流の促進
・地域の子供の食育活動に関する情報の提供
・食を通した地域の人材の積極的な活用による地域の子育て力を高める取組の実施
の活動を提供・実施することが求められています。
食育は保育所だけでは不十分であり、家庭との連携が必要不可欠です。
適切です。
食に関する知識や技術を提供・共有することで支援につながります。
適切です。
食に関して不安を抱えている保護者は多くいます。食に関する相談に乗ったり援助をしたりすることで支援していきます。
適切です。
食を通して保護者同士が関わることのできる場を提供することで、食に関する意識が高まることが期待されます。
不適切です。
保護者に対する生活習慣病の指導は、支援に含まれていません。
適切です。
食を通して地域の様々な人と関わることで地域ぐるみで連携して子育てをし、子育て力を高めていくことが大切です。
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