保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
子どもの食と栄養 問15

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの食と栄養 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、保育所における地域の子育て家庭への支援に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
  • 食を通した保育所機能の開放(調理施設活用による食に関する講習などの実施や情報の提供、体験保育など)
  • 食に関する相談や援助
  • 食を通した子育て家庭の交流の場の提供及び交流の促進
  • 保護者に対する生活習慣病の指導
  • 食を通した地域の人材の積極的な活用による地域の子育て力を高める取組の実施

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この過去問の解説 (2件)

01

保育所における地域の子育て家庭への支援に関する問題です。

 

「児童福祉法」に基づき、保育所では地域の子育て家庭への支援も積極的に行うよう努めることが期待されており、そのために

 

・食を通した保育所機能の開放(調理施設活用による食に関する講習などの実施や情報の提供、体験保育等)

・食に関する相談や援助の実施

・食を通した子育て家庭の交流の場の提供及び交流の促進

・地域の子供の食育活動に関する情報の提供

・食を通した地域の人材の積極的な活用による地域の子育て力を高める取組の実施

 

の活動を提供・実施することが求められています。

 

食育は保育所だけでは不十分であり、家庭との連携が必要不可欠です。

選択肢1. 食を通した保育所機能の開放(調理施設活用による食に関する講習などの実施や情報の提供、体験保育など)

適切です。

食に関する知識や技術を提供・共有することで支援につながります。

 

選択肢2. 食に関する相談や援助

適切です。

食に関して不安を抱えている保護者は多くいます。食に関する相談に乗ったり援助をしたりすることで支援していきます。

選択肢3. 食を通した子育て家庭の交流の場の提供及び交流の促進

適切です。

食を通して保護者同士が関わることのできる場を提供することで、食に関する意識が高まることが期待されます。

選択肢4. 保護者に対する生活習慣病の指導

不適切です。

保護者に対する生活習慣病の指導は、支援に含まれていません。

選択肢5. 食を通した地域の人材の積極的な活用による地域の子育て力を高める取組の実施

適切です。

食を通して地域の様々な人と関わることで地域ぐるみで連携して子育てをし、子育て力を高めていくことが大切です。

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02

保育所が地域の子育て家庭に対してどのような支援を提供するべきかを理解し、適切に対応できるかを確認するための問題です。

「児童福祉法」に基づき、保育所では地域の子育て家庭への支援も積極的に行うよう努めることが期待されています。

選択肢1. 食を通した保育所機能の開放(調理施設活用による食に関する講習などの実施や情報の提供、体験保育など)

調理施設を活用して食に関する講習情報提供体験保育などを実施することは、地域の子育て家庭への支援として適切です。

選択肢2. 食に関する相談や援助

保育所が離乳食から給食での支援の仕方など子どもの食に関する相談や援助を提供することは、子育て家庭の支援として重要です。

選択肢3. 食を通した子育て家庭の交流の場の提供及び交流の促進

子育て家庭が交流できる場を提供し、交流を促進することは、地域の子育て力を高めるために有効です。

選択肢4. 保護者に対する生活習慣病の指導

生活習慣病の指導は、保育所の主な役割ではなく、医療機関や専門機関が担うべき内容です。したがって、これは不適切な記述です。

選択肢5. 食を通した地域の人材の積極的な活用による地域の子育て力を高める取組の実施

地域の人材を活用して子育て力を高める取組を実施することは、地域全体の支援体制を強化するために重要です。また、保育所の活動理解を得るためにも有効です。

まとめ

子育ては家庭だけ、保育所だけのクローズドなものにせず、地域と連携して包括的に行う事が重要です。食育活動と地域連携を合わせる事で、子ども達により豊かな体験・経験を提供することができます。

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