保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
子どもの食と栄養 問16

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの食と栄養 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16年 厚生労働省)における5つの期待する子ども像として、不適切なものを一つ選びなさい。
  • お腹がすくリズムのもてる子ども
  • 好き嫌いがない子ども
  • 一緒に食べたい人がいる子ども
  • 食事づくり、準備にかかわる子ども
  • 食べものを話題にする子ども

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この過去問の解説 (2件)

01

「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16年 厚生労働省)では、5つの期待する子ども像として、

 

・お腹がすくリズムのもてる子ども 

 

・食べたいもの、好きなものが増える子ども 

 

・一緒に食べたい人がいる子ども 

 

・食事づくり、準備にかかわる子ども 

 

・食べものを話題にする子ども

 

を掲げています。

選択肢1. お腹がすくリズムのもてる子ども

適切です。

健康に生活するためには適切なリズムで食事することが大切です。そのために十分に身体を動かし、睡眠をとり、空腹を感じられるよう促すことが大切です。

選択肢2. 好き嫌いがない子ども

不適切です。

「好き嫌いがない子ども」は5つの期待する子ども像に含まれていません。

選択肢3. 一緒に食べたい人がいる子ども

適切です。

お友達や家族と食事をすることを通して安心感を得ることは大切な経験です。

選択肢4. 食事づくり、準備にかかわる子ども

適切です。

食事づくりや準備に携わることで将来必要な生活技能を高めることや食に関する興味につながります。

選択肢5. 食べものを話題にする子ども

適切です。

食に関する話をすることで、食だけでなく健康についても考えることへつながります。

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02

「保育所における食育に関する指針」に基づいて、期待される子ども像についての理解を問うものです。

目指すべき子どもの像として「楽しく食べる子どもに」を掲げています。更に細かく5つの姿が指針にて明記されています。

選択肢1. お腹がすくリズムのもてる子ども

適切です。

子どもが、1日3食しっかりおいしく食べることができる、食のリズムや環境をととのえることが幼児期にはとても大切です。

食事そのものだけでなく、運動量や提供時間などにも配慮していく事など総合的にアプローチいていきましょう。

選択肢2. 好き嫌いがない子ども

不適切です。

「好き嫌いがない子ども」は、期待される子ども像として明示されていません。

食育の目標は、子どもが食に対して前向きな態度を持ち、食事を楽しむことを重視しています。

選択肢3. 一緒に食べたい人がいる子ども

食の時間は人との関わりの大事な要素でもあります。「家族や友だちと食べると美味しい」という気持ちを実感することで、子どもの食への意欲や楽しさが大きく広がっていきます。

選択肢4. 食事づくり、準備にかかわる子ども

適切です。

料理やお手伝いをすることで、生活技術やマナーを知る機会となります。

子どもが調理や食材に触れる機会を持つことで満足感達成感を得る経験が、健やかな成長につながります。

選択肢5. 食べものを話題にする子ども

幼児期から、遊びや絵本などを通して食べ物や身体のことを話題にすることで、自分の身体や健康を大切にする態度を身につけ、大きくなるにつれ身の回りへの興味関心を社会に広げることができるようになります。

まとめ

回答の中で抜けているのは「食べたいもの、好きなものが増える子ども」です。

離乳期から、五感で食を発見する経験が必要です。見る、触る、食べる経験を多く積みながら、味わう楽しさを育てていきましょう。

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