保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
子どもの食と栄養 問17

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの食と栄養 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  当該保育所の満1歳以上の幼児に対する食事の提供について、保育所は特例として当該保育所外で調理し搬入する方法により行うことができる。
B  当該保育所または他の施設、保健所、市町村等の栄養士により、献立等について栄養の観点からの指導が受けられる体制をとる。
C  幼児の年齢及び発達の段階並びに健康状態に応じた食事の提供や、アレルギー、アトピー等への配慮、必要な栄養素量の給与等、幼児の食事の内容、回数及び時機に適切に応じることができること。
D  食を通じた乳幼児の健全育成を図る観点から、乳幼児の発育及び発達の過程に応じて食に関し配慮すべき事項を定めた食育に関する計画に基づき食事を提供するよう努める。
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:×  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:×  C:×  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」からの問題です。

 

A:満1歳以上の部分が不適切です。

当該保育所の満3歳以上の幼児に対する食事の提供について、保育所は特例として当該保育所外で調理し搬入する方法により行うことができるとされています。

 

保育所の設備の基準の特例として、

 

・幼児に対する食事の提供の責任が当該保育所にあり、その管理者が、衛生面、栄養面等業務上必要な注意を果たし得るような体制及び調理業務の受託者との契約内容が確保されていること

 

・当該保育所又は他の施設、保健所、市町村等の栄養士により、献立等について栄養の観点からの指導が受けられる体制にある等、栄養士による必要な配慮が行われること

 

・調理業務の受託者を、当該保育所における給食の趣旨を十分に認識し、衛生面、栄養面等、調理業務を適切に遂行できる能力を有する者とすること

 

・幼児の年齢及び発達の段階並びに健康状態に応じた食事の提供や、アレルギー、アトピー等への配慮、必要な栄養素量の給与等、幼児の食事の内容、回数及び時機に適切に応じることができること

 

・食を通じた乳幼児の健全育成を図る観点から、乳幼児の発育及び発達の過程に応じて食に関し配慮すべき事項を定めた食育に関する計画に基づき食事を提供するよう努めること

 

が挙げられています。

選択肢1. A:○  B:○  C:×  D:○

AとCが不適切です。

選択肢2. A:○  B:×  C:×  D:×

全て不適切です。

選択肢3. A:×  B:○  C:○  D:○

適切です。

選択肢4. A:×  B:×  C:○  D:×

BとDが不適切です。

選択肢5. A:×  B:×  C:×  D:○

BとCが不適切です。

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02

保育所の運営に関する基準を正しく理解し、適切に対応できるかを確認するための問題です。

 

・保育所の食事提供は、原則として保育所内で調理することが求められています。特例として保育所外で調理し搬入する方法は認められていません。

・保育所は、当該保育所または他の施設保健所市町村等の栄養士により、献立等について栄養の観点からの指導を受けられる体制を整えることが求められています。

・乳幼児の発育及び発達の過程に応じて食に関し配慮すべき事項を定めた食育に関する計画に基づき食事を提供するよう努めることが求められています。

・幼児の年齢や発達段階、健康状態に応じた食事の提供や、アレルギー、アトピー等への配慮、必要な栄養素量の給与など、幼児の食事の内容、回数、時機に適切に応じることが求められています。

選択肢3. A:×  B:○  C:○  D:○

正答です。

まとめ

子ども達の健全な成長を支える為に、食育は不可欠です。

園内では栄養士が定期的に献立を見直し、子どもたちの健康状態アレルギーに配慮した食事を提供しています。

また、食育活動を通じて、子どもたちが食材や調理に興味を持ち、健康的な食習慣を身につけることを目指しています。

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