保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問5 (保育原理 問5)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問5(保育原理 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「保育所保育指針」に照らし、保育所に第三者(外部)の視点を活用することについての記述として、不適切なものを1つ選びなさい。
  • 保護者の苦情などに対し、保育所が独自に解決策を検討・判断せず、外部にその解決を委ねることが必要であり、そのため中立・公正な第三者を関与させなければならない。
  • 保育所において第三者評価が必要とされる根拠は、「社会福祉法」第78条において「社会福祉事業の経営者は、自らその提供するサービスの質の評価を行うこと」と規定されていることにある。
  • 保育所における自己評価を行う際には、第三者評価基準の視点を導入するなど、既存の評価項目を参考にすることも、有効な方法の一つである。
  • 第三者評価を受ける前の自己評価に職員一人一人が主体的に参画することで、職員の意識改革や協働性が高まることが期待できる。
  • 第三者評価結果を保護者へ報告することによって、協働体制を構築することが期待できる。

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この過去問の解説 (2件)

01

保育所において第三者評価が必要とされる根拠は、「社会福祉法」第78条において「社会福祉事業の経営者は、自らその提供するサービスの質の評価を行うこと」と規定されているところにあります。

選択肢1. 保護者の苦情などに対し、保育所が独自に解決策を検討・判断せず、外部にその解決を委ねることが必要であり、そのため中立・公正な第三者を関与させなければならない。

不適切です。

 

保育所は保護者の苦情などに対し、話や意見を聞き、改善できるように向き合う必要があります。それでも解決できない場合は、第三者を関与させることも有効な方法の一つですが、全ての苦情に対して第三者を関与させる必要はありません

選択肢2. 保育所において第三者評価が必要とされる根拠は、「社会福祉法」第78条において「社会福祉事業の経営者は、自らその提供するサービスの質の評価を行うこと」と規定されていることにある。

適切です。

選択肢3. 保育所における自己評価を行う際には、第三者評価基準の視点を導入するなど、既存の評価項目を参考にすることも、有効な方法の一つである。

適切です。

 

選択肢4. 第三者評価を受ける前の自己評価に職員一人一人が主体的に参画することで、職員の意識改革や協働性が高まることが期待できる。

適切です。

 

選択肢5. 第三者評価結果を保護者へ報告することによって、協働体制を構築することが期待できる。

適切です。

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02

保育所保育指針、第1章 1 保育所保育に関する基本原則 (5)保育所の社会的責任を読んで第三者評価について学んでおきましょう。

選択肢1. 保護者の苦情などに対し、保育所が独自に解決策を検討・判断せず、外部にその解決を委ねることが必要であり、そのため中立・公正な第三者を関与させなければならない。

不適切です。

保護者からの苦情に対しては、まず最後まで話を聞き、園長、主任など、ほかの職員への、報告や相談を行います。

こちらに非がある場合には、きちんと謝罪をするなど、保育所内で誠実に対応します。また、中立・公正な第三者の関与を加えるために、第三者委員を設置することが求められています。

まとめ

苦情は、保育所及び保育者で働く職員の、保育の質を改善向上させるチャンスと捉え、誠実に向き合っていくことが大切です。

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