保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問90 (保育の心理学 問10)
問題文
次のうち、学童期から青年期の発達に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
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問題
保育士試験 令和6年(2024年)後期 問90(保育の心理学 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、学童期から青年期の発達に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
- 学童期後期では自己評価のための社会的比較がまだできないため、正確な自己評価ができず、肯定的に偏ってしまう。
- 青年期では養育者などの周囲の大人や社会に対して従順な姿勢を示し、世の中の価値観を疑うことなく内在化し始めるようになるため、心理的に安定する。
- 近年、第二次性徴の時期が早まっており、新しい世代になればなるほど、身体的な発達が促進されるような現象を発達加速現象という。
- サリヴァン(Sullivan,H.S.)によれば、同性の仲間と親密な関係性を築き、互いの類似性や共通点を確かめ合う集団をチャムグループという。
- 青年期において、大人としての社会的役割や責任が一時的に猶予されることを、エイジング・パラドックスという。
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この過去問の解説 (2件)
01
学童期から青年期の発達についての設問です。
不適切です。
学童期後期ではすでに自己評価の社会的比較ができており(テストの点数を比べて優劣が付けられる等)
正確な自己評価が可能です。
不適切です。
青年期は、社会常識や大人に対し疑問を持ち、自分の心理も不安定になりやすいです。
適切です。
新しい世代になればなるほど、身体的な発達が促進されるような現象を発達加速現象と言います。
適切です。
サリヴァンは前思春期(中学生)に見られる仲間集団が互いの類似性や共通点を確かめ合うことを
チャムグループと名付けました。
不適切です。
青年期の猶予期間のことをモラトリアムと言います。
エイジング・パラドックスは、高齢期に様々な精神機能・身体機能が低下するなどの
ネガティブな状態を経験するにもかかわらず、幸福感は低下しにくいという現象のことです。
学童期から青年期の発達課題について押さえておきましょう。
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02
学童期から青年期の発達に関する問題です。
不適切です。
学童期後期には、自分を客観視できるようになる時期になり、周囲との比較が頻繁に行われ、自己評価も現実的になったり、批判的になってきます。
不適切です。
青年期は反抗期であったり、アイデンティティの模索が強まったりする時期です。他者の価値観に疑問を抱いたり、葛藤したりする時期でもあります。
適切です。
栄養状態や生活環境の改善によって身体的な成熟が促進される現象を「発達加速現象」と言います。
適切です。
サリヴァンは、特に同性の親密な友人関係の発達を重視するグループのことを「チャムグループ」と名付けました。
不適切です。
エイジング・パラドクスは高齢期に関する概念です。既述は「モラトリアム」と言います。
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