保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問120 (子どもの保健 問20)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問120(子どもの保健 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、保育所における健康診断に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  「児童福祉法」に基づき、入所時の健康診断と、少なくとも1年に2回の定期健康診断が義務づけられている。
B  健康診断の内容は「学校保健安全法」の規定に準じて行われ、2023(令和5)年現在、寄生虫の有無は検査項目から削除されている。
C  嘱託医は、健康診断の結果に基づき母子健康手帳などに必要事項を記入し、保育の提供や停止等必要な手続きをとることに関して施設長に勧告する義務がある。
D  保育所における臨時の健康診断は、「学校保健安全法」に規定する健康診断に準じ、必要に応じて行う。
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:○  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

保育所での健康診断は子どもの成長を見守るなかで大切です。

覚えておきましょう。

 

A 不適切です。

上記の定期健康診断は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」第12条で定められています。

 

B 適切です。

健康診断は、「学校保健安全法」に準じて行われます。

寄生虫の有無を調べる項目は2023年より、ありません。

 

C 適切です。

嘱託医とは、委託を受けて診療を行う医師のことです。

保育所や介護施設などで働く医師です。

 

D 適切です。

上記の通り、健康診断は「学校保健安全法」に規定されています。

臨時の健康診断も、その規定の通り行います。

選択肢4. A:×  B:○  C:○  D:○

正しい組み合わせです。

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02

保育所における健康診断に関する基準や法律についておさえましょう。

 

A:×

健康診断の義務づけについて記載されている法令は、

児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」です。

第12条に学校保健安全法に準じて健康診断を行うよう明記されています。

 

◇児童福祉法とは・・・

児童福祉に関わる保育士や児童福祉司などの専門機関について規定されています。

療育や医療を必要とする子の支援、母子支援など、

日常的な支援というよりは、より手厚い支援についての法律と覚えておきましょう。

 

 

B:〇

罹患率の低下により平成28(2016)年4月から廃止されました。

 

◇「学校保健安全法」とは・・・

学校の児童・生徒(満5歳~17歳)と職員の健康、安全に必要なことを定めた法律です。

 

C:〇

保育所からも嘱託医に対して保護者の疑問や不安を伝えることもあり、

子どもや保護者が健康で安心した集団生活を送れるよう、

保育所と嘱託医は密に連携をとっています。

 

D:〇

感染症の流行や食中毒などで多くの園児が体調不良になった場合や、

子どもたちの体調に変化が起きた場合に保育所が必要に応じて実施します。

 

 

選択肢4. A:×  B:○  C:○  D:○

正しいです。

まとめ

「学校保健安全法」により、保育所と学校における健康診断には似通っているところがあります。

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