保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問147 (保育実習理論 問7)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問147(保育実習理論 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」1「乳児保育に関わるねらい及び内容」(2)「ねらい及び内容」の一部である。(A)〜(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

・身近な生活用具、玩具や絵本などが用意された中で、身の回りのものに対する興味や( A )をもつ。
・生活や遊びの中で様々なものに触れ、音、形、色、手触りなどに気付き、( B )の働きを豊かにする。
・保育士等と一緒に様々な( C )や形のものや絵本などを見る。
  • A:好奇心  B:感覚  C:色彩
  • A:関心  B:認知  C:大きさ
  • A:好奇心  B:感覚  C:大きさ
  • A:関心  B:感覚  C:色彩
  • A:関心  B:認知  C:色彩

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この過去問の解説 (2件)

01

保育所保育指針をよく読んでおきましょう。

 

A 好奇心

ウ  身近なものと関わり感性が育つ(イ)内容①の内容です。

乳児に絵本を観たい、玩具に触りたいと思ってもらえるような保育士の働きかけが必要です。

 

B 感覚

ウ  身近なものと関わり感性が育つ(イ)内容②の内容です。

聴覚や視覚、触覚などに働きかける玩具や絵本、保育環境の構成に努めましょう。

 

C 色彩

ウ  身近なものと関わり感性が育つ(イ)内容③の内容です。

絵本は視覚に刺激のあるものを選ぶ、玩具は目立つものを選ぶなどの工夫をしましょう。

しかし、刺激の強すぎる色が良いというわけではありません。

選択肢1. A:好奇心  B:感覚  C:色彩

正しい組み合わせです。

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02

この問題では、基礎的な言葉を選択できるかがポイントになります。

乳児保育のねらいと内容には発達の基礎を育てるための3つの視点があります。

3つの視点のうち【身近なものと関わり感性が育つ】という項目から抜粋されています。

 

以下は乳児保育における3つの視点です。

健やかにのびのびと育つ

身近な人と気持ちが通じ合う

身近なものと関わり感性が育つ

 

 

A:好奇心

乳児期では、知らないことや珍しいものに触れたい意味合いの「好奇心」を用いることが適当です。

「関心」は、より深く触れたいという意味合いが強いので、幼児期に用いられることが多い言葉です。

 

B:感覚

乳児期は特に聴覚、視覚、嗅覚が優れています。さまざまな感覚にふれることで感性を刺激します。

「認知」は、自分と自分以外の人の区別や物の違いを認識する意味合いをもつため、より高度な言葉です。

 

C:色彩

色彩の認識としては、生後半年ほどで色がほとんど見えるようになるといわれています。

大きさが分かるようになるのは2~3歳なので、乳児期全体をさしているときには適した言葉ではありません。

選択肢1. A:好奇心  B:感覚  C:色彩

正しいです。

まとめ

乳児保育に関する文が出題された場合は、

発達の基礎がねらいにあることを念頭におき、

基礎的な言葉を選択できるようにしておきましょう。

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