保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問150 (保育実習理論 問10)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問150(保育実習理論 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、表現技法に関する記述として、適切なものを1つ選びなさい。
  • 紙や布などを使ってつくる貼り絵を「フロッタージュ」という。
  • 紙を二つ折りにして片方に絵の具をつけ、もう片方と重ね合わせて手でこすると偶然に模様ができる。この方法を「デモンストレーション」という。
  • 凸凹があるものの表面に薄い紙をのせて鉛筆やクレヨンで上からこすり、材質の地肌を写しとる方法を「コラージュ」という。
  • 下地にクレヨンなどの明るい色を塗って、その上にクレヨンの黒など暗い色を重ねて塗り、画面を先のとがったものでひっかいて形を描き、下地の色を出す方法を「スクラッチ」という。
  • びんのふたや消しゴムなどに絵の具をつけて、紙などに押して写す方法を「デカルコマニー」という。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

表現技法について復習しておきましょう。

実際に製作してみるのもよいです。

選択肢1. 紙や布などを使ってつくる貼り絵を「フロッタージュ」という。

不適切です。

紙や布を切り貼りして作る貼り絵は「コラージュ」と呼ばれます。

選択肢2. 紙を二つ折りにして片方に絵の具をつけ、もう片方と重ね合わせて手でこすると偶然に模様ができる。この方法を「デモンストレーション」という。

不適切です。

紙の片方に絵具を塗り、半分に折り、重ね合わせてできる模様をつくる技法は、「デカルコマニー」という技法です。

選択肢3. 凸凹があるものの表面に薄い紙をのせて鉛筆やクレヨンで上からこすり、材質の地肌を写しとる方法を「コラージュ」という。

不適切です。

上記の方法は、「フロッタージュ」と呼ばれています。

かごの凹凸や壁の凹凸など様々な物から模様を写し取ることが可能です。

選択肢4. 下地にクレヨンなどの明るい色を塗って、その上にクレヨンの黒など暗い色を重ねて塗り、画面を先のとがったものでひっかいて形を描き、下地の色を出す方法を「スクラッチ」という。

適切です。

色を付けた画用紙の上からさらに黒などの暗い色のクレヨンで色付けをするため、どこにどのような色が出てくるのかが分からないところが面白い技法です。

 

選択肢5. びんのふたや消しゴムなどに絵の具をつけて、紙などに押して写す方法を「デカルコマニー」という。

不適切です。

紙などに消しゴムや瓶のふたを押し当てて模様を写し出す方法を「スタンピング」といいます。

身近な持ち物で楽しめるのが特徴です。

参考になった数13

02

この問題では、技法の名前と方法を確認することがポイントです。

それぞれどのような表現技法なのかをおさえておきましょう。

 

以下、解説です。

選択肢1. 紙や布などを使ってつくる貼り絵を「フロッタージュ」という。

誤答です。

 

貼り絵は「コラージュ」です。

選択肢2. 紙を二つ折りにして片方に絵の具をつけ、もう片方と重ね合わせて手でこすると偶然に模様ができる。この方法を「デモンストレーション」という。

誤答です。

 

合わせ絵は「デカルコマニー」です。

選択肢3. 凸凹があるものの表面に薄い紙をのせて鉛筆やクレヨンで上からこすり、材質の地肌を写しとる方法を「コラージュ」という。

誤答です。

 

こすり出しは「フロッタージュ」です。

選択肢4. 下地にクレヨンなどの明るい色を塗って、その上にクレヨンの黒など暗い色を重ねて塗り、画面を先のとがったものでひっかいて形を描き、下地の色を出す方法を「スクラッチ」という。

正答です。

 

竹串や割りばしなど、ひっかく道具を変えると、

様々な線を表現することができます。

選択肢5. びんのふたや消しゴムなどに絵の具をつけて、紙などに押して写す方法を「デカルコマニー」という。

誤答です。

 

押し写しは「スタンピング」です。

まとめ

実際に表現技法を試してみると、

楽しみながら覚えることができます。

参考になった数7