正解は1です。
1:ESSID( Extended Service Set Identifier )とは、無線LAN(Wi-Fi)におけるネットワークの識別子(ネットワーク名)のことです。
SSID(Service Set Identifier)を拡張したものです。
パスワードなしの無線LANネットワークの場合、このESSIDさえわかれば、ネットワークにアクセスできてしまいます。(無線LANの初期設定は基本的にこの状態です)
そこで、ESSIDを隠してしまえば容易にアクセスできなくなります。
このことをステルス化といいます。
よって、1はセキュリティ向上の対策になります。
2:アクセスポイントの電源供給にLANケーブルを使用する技術をPoE(Power over Ethernet)といいます。
このPoEの利点はコンセントが近くにない場所でもLANケーブルを延ばすことができれば、どこでもアクセスポイント(ルーター)を設置できるところです。
よって、2はセキュリティ対策ではありません。
3:間違いやすい選択肢です。
WEP(Wired Equivalent Privacy)とWPA2(Wi-Fi Protected Access 2)はともに無線LANの暗号化方式です。
WEPは最初に作られた暗号化技術であり、WPAとWPA2はWEPの脆弱性を解消するために作られたより新しい暗号化技術です。
よって、WEPからWPA2に変更するならばセキュリティ対策になりますが、WPA2からWEPに変更することはセキュリティ対策になりません。
4:ローミングとは、契約している通信事業者のサービスエリア外でも、提携事業者の設備を利用して通信できるようにすることです。
海外でも自身のスマホでネットワークを使用できるサービスがこの一種です。
よって、4はセキュリティ対策とは関係ありません。