ITパスポートの過去問
平成28年度 春期
テクノロジ系 問87
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問題
平成28年度 春期 ITパスポート試験 テクノロジ系 問87 (訂正依頼・報告はこちら)
公開鍵暗号方式を用いた機密データの受渡しに関する記述中のa、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
データの受信者Aは、自分の[ a ]鍵と[ b ]鍵を用意して[ a ]鍵を送信者Bに送付する。データの送信者Bは、受信者Aから送付された[ a ]鍵を用いてデータを暗号化して受信者Aに送信する。受信者Aは、送信者Bから受信した暗号化されたデータを自分の[ b ]鍵を使って復号する。
データの受信者Aは、自分の[ a ]鍵と[ b ]鍵を用意して[ a ]鍵を送信者Bに送付する。データの送信者Bは、受信者Aから送付された[ a ]鍵を用いてデータを暗号化して受信者Aに送信する。受信者Aは、送信者Bから受信した暗号化されたデータを自分の[ b ]鍵を使って復号する。
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この過去問の解説 (3件)
01
共通鍵を用いるのは共通鍵暗号方式です。
よって、1、4は不正解です。
公開鍵暗号方式では、以下の流れで暗号化通信を行います。
①自分(A)の公開鍵を相手(B)に送信する
②BはAの公開鍵を使ってデータを暗号化してAに送信する
③Aは自分の秘密鍵を使って②のデータを復号する
よって、相手に送信するのは自分の公開鍵で、復号に使用するのは自分の秘密鍵です。
このため、2が正解です。
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02
秘密鍵は本人だけが持ち、公開鍵は不特定多数の人に公開することができます。
aは、暗号化に用いる鍵なので公開鍵です。
bは、復号に用いる鍵なので秘密鍵です。
したがって、2が正解になります。
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03
先に選択肢をみると、使われている文言は3種類であることがわかります。
読み解くためのヒントとしては、aに入る語句は、「公開」または「秘密」の2種類しかなく、また、『[ a ]鍵を送信者Bに付与する』と設問に記載されていることから、aが「公開」であることに気づくと、正答率を高めることができます。
続く、bについても『受信者Aは、送信者Bから受信した暗号化されたデータを自分の[ b ]鍵を使って復号する』の文面から、[ b ]が共通という文言では不適切であると感じ取れれば、秘密という言葉を提示している選択肢2.が正解であることに辿り着けるかもしれません。
落ち着いて読み解くことで、正答率を高められる文章問題と言えます。
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