ITパスポートの過去問
平成28年度 春期
テクノロジ系 問92

本設問は、説明文を読んで『データ復元に必要なバックアップファイルを全て挙げたもの』を選ぶ文章問題です。

落ち着いて、文章を読み解くことで正解することができます。

設問を読むと、「フルバックアップ」の他に、差分となる「増分バックアップ」を作成する差分バックアップ方式が採用されていることがわかります。

すると、求められている『火曜日の業務終了時点の状態にデータを復元する』ためには、選択肢1.の『日曜日のフルバックアップファイル、月曜日と火曜日の増分バックアップファイル』が必要であることが分かります。

従って、正解は選択肢1.と言えます。

作業順としては、下記の手順で行います。

1.日曜日のフルバックアップファイルを使って、日曜の業務終了時点のデータまで復元します。

2.月曜の増分バックアップファイルを使って、月曜日の業務終了時の状態にデータを復元します。

3.火曜日の増分バックアップを使って、火曜日の業務終了時の状態にデータを復元します。

したがって、日曜日のフルバックアップファイル、月曜日と火曜日の増分バックアップファイルの組み合わせである1が正解になります。

問題文の条件に合わせて火曜日の業務終了時点の状態にデータを復元する方法を考えていきましょう。

まずは日曜日の業務終了後の取得しているフルバックアップファイルを使って、日曜日の状態に戻します。

次に月曜日の業務終了後に取得している増分バックアップファイルを使って、月曜日の状態に戻します。

最後に火曜日の業務終了後に取得している増分バックアップファイルを使って、火曜日の状態に戻します。

よって、必要なファイルは、日曜日のフルバックアップと月曜日と火曜日の増分バックアップで、１が正解です。