ITパスポートの過去問
平成28年度 秋期
ストラテジ系 問25

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問題

平成28年度 秋期 ITパスポート試験 ストラテジ系 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

図によって表される企業の組織形態はどれか。
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この過去問の解説 (4件)

01

選択肢をひとつずつ見ていきましょう。

1.事業部制組織とは、事業部ごとに組織化されていることを指します。事業部ごとに経理や人事といった組織が存在します。
問題文の図では会社全体で共通組織は1つにまとまっているので、誤りです。

2.社内ベンチャ組織とは、社内の中にあたかも複数のベンチャ企業が複数存在するように組織化されていることを指します。
問題文の図とは合わないため、誤りです。

3.職能別組織とは、機能ごとに組織化されていることを指します。
問題文の図のように研究開発、製造、販売といった職能ごとに分類された図が該当します。よって正解です。

4.マトリックス組織とは、職能別組織や事業部制組織といった複数の組織図を縦横に組み合わせた組織図を指します。
問題文の図とは一致しないため、誤りです。

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02

出題文で求められているのは、企業の組織図についての説明です。

これは知識が求められる設問です。

しかし、選択肢に使われている語句の意味を読み解くことで、推測できる範囲で答えに近づくことができるように解説できればと思います。


最初に、言葉の意味から推測できる選択肢である「社内ベンチャ」と「マトリックス」というカタカナが目立つ名称について考察します。


2.の「社内ベンチャ組織」は、多くは大企業などの既存の事業を運営する組織が、新規事業を開始するにあたって、当該部署を独立した事業所のように位置付ける組織体制を示す言葉です。

設問の組織図には、既存の事業から距離を置く部署が存在しませんので、「社内ベンチャ組織」ではありません。


4.の「マトリックス組織」は、縦と横の恒星からなる組織体制を示す言葉です。

元来、マトリックスは『生み出すもの』を意味する言葉でしたが、やがて『数字の行列』を意味するようになり、今では、『細かく分類された情報を縦と横の軸で表記すること』を意味する言葉として、定着しつつあります。

設問の組織図は、部署毎に縦軸を定めていませんので、「マトリックス組織」ではありません。


すると、難解な選択肢は二つに絞られることになります。


1.では、「事業部制組織」という語句が使われています。

事業部制とは、事業部(署)の一つ一つが、経営単位として機能するように作られた組織体制を示す言葉です。
そのため、事業部(署)に同じ名称の部署が存在します。

設問の組織図には、同一名称の部署が複数存在していませんので、「事業部制組織」ではありません。


3.の「職能別組織」は、主たる業務内容に応じて、部署を分けた組織体制を示す言葉です。

設問の組織図は、正しく、部署毎に行う業務内容によって部署が定められていますので、「職能別組織」であると言えます。

従って、本設問では3.「職能別組織」が正解となります。


言葉の意味について、読み解く力が求められる設問と言えます。

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03

1.
事業部制組織とは、製品別、顧客別または地域別に組織を分けることで、自己完結的な経営活動を展開する組織形態のことです。

2.
社内ベンチャーとは、新事業のために社内に独立した活動単位を設置し、これを小さな企業の様に運営する組織のことです。

3.
マトリックス組織とは、1人の社員が2つの部門(職能と地域など)に同時に所属する組織です。2人の上司を持つため、専門性を高められる反面、管理系統が難しいという欠点があります。

4.【正解】
職能別組織とは、購買・生産・販売・財務など仕事の性質によって、部門を構成した組織です。

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04

正解は3です。

今回の問題では、経営者の下に機能によって分けられた5つの部門があります。

経営者の下に職能別に構成されているので、これは職能別組織であることが分かります。

よって、正解は3になります。

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