ITパスポートの過去問
令和2年度 秋期
ストラテジ系 問3

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問題

令和2年度 秋期 ITパスポート試験 ストラテジ系 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

技術経営における新事業創出のプロセスを、研究、開発、事業化、産業化の四つに分類したとき、事業化から産業化を達成し、企業の業績に貢献するためには、新市場の立上げや競合製品の登場などの障壁がある。この障壁を意味する用語として、最も適切なものはどれか。
  • 囚人のジレンマ
  • ダーウィンの海
  • ファイアウォール
  • ファイブフォース

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この過去問の解説 (3件)

01

1.「囚人のジレンマ」とは、個人が合理的でよいと思った選択肢を選んだとしても、それらが合わさった時に全体としてみると良い結果にはならないことをいいます。よって誤りです。

2.「ダーウィンの海」とは、市場に出たサービスや製品が、顧客や他社との競争との中で生き残っていけるかどうかの関門をいいます。よって正解です。

3.「ファイアウォール」とは、外部ネットワークからの不正アクセスや攻撃から内部ネットワークやコンピュータを守るための仕組みのことです。よって誤りです。

4.「ファイブフォース」とは、業界の収益性を決める5つの要因から、業界分析を行うフレームワークのことです。よって誤りです。

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02

技術経営における新事業創出のプロセスを、研究、開発、事業化、産業化の四つに分類したとき、
それぞれのプロセスから次のプロセスに進むうえで、数々の超えなけらばならない障壁があります。
研究から開発への障壁を「魔の川(Devil River)」、開発から事業化への障壁を「死の谷(Valley of Death)」、そして、事業化から産業化への障壁は、「ダーウィンの海(Darwinian Sea)」と呼ばれます。


1 .「囚人のジレンマ」

ゲーム理論で、協力により大きな利益を得ることができても、各自が自己の最大利益のみを追及したほうがより大きな利益を得られる場合には、協力をせず、結果、全体利益は減るという理論です。


2 .「ダーウィンの海」

正解です。


3 .「ファイアウォール」

内部ネットワークに外部からの侵入を防止するシステム装置のことです。


4 .「ファイブフォース」

業界構造分析手法で、「供給企業の交渉力」「買い手の交渉力」「競争企業間の敵対関係」の内的要因と、「新規参入業者の脅威」「代替品の脅威」の外的要因の5つの要因で分析を行います。


したがって、2が正解です。

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03

囚人のジレンマ:双方が協力することでより大きい利益を得られたとしても、協力しない者が利益を得られる状況なら、例え他方が損失を被ろうとも協力しない道を選ぶというゲーム理論のモデルの1つです。

ファイアウォール:内部ネットワークと外部ネットワークの間に設置し、外部ネットワークから内部ネットワークへの侵入を止める仕組みのことです。

ファイブフォース:「売り手の交渉力」「買い手の交渉力」「競争企業間の敵対関係」「新規参入業者の脅威」「代替品の脅威」の5つの競争要因から業界分析を行う手法のことです。

したがって、正解はダーウィンの海になります。

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