ITパスポートの過去問
令和4年度
ストラテジ系 問31
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問題
令和4年度 ITパスポート試験 ストラテジ系 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
コールセンタの顧客サービスレベルを改善するために、顧客から寄せられたコールセンタ対応に関する苦情を分類集計する。苦情の多い順に、件数を棒グラフ、累積百分率を折れ線グラフで表し、対応の優先度を判断するのに適した図はどれか。
- PERT図
- 管理図
- 特性要因図
- パレート図
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この過去問の解説 (3件)
01
それぞれの専門用語について解説します。
統計だけでなく、工程管理に関する専門用語も含まれています。
1 PERT図(アローダイアグラム)
製品開発などの工程を順に日数で結んだ図式です。
例えば① → ②が3日、① → ③が5日など、分岐してさらにそれぞれ日数が違うといった場合もあります。
このうち、最も時間のかかるルートのことをクリティカルパスといいます。
2 管理図
品質管理のため、作業工程と成果物のクオリティを分析したグラフです。
クオリティが低い原因は製造時のイレギュラーによる異常原因と、製造過程上の仕様により発生する偶然原因に分類されます。
3 特性要因図
起きた結果に対し、何が原因でそれがなぜ発生したのかを図式化したものです。
社内業務における問題解決のためのツールとして用いられます。
4 パレート図 (正解)
発生した問題に対し、関与するもののなかでどこに原因があるかを探るための図式です。
例えばパソコンサポートのコールセンターへの、「動作が遅い」「使い方がわかりにくい」など様々な苦情に対し、どのトラブルへの対策強化をすれば良いのかということを見える化できます。
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02
4が正解です。
パレート図は降順に並んだ棒グラフと累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせたグラフです。
問題の優先度を判断する際に効果的です。
1の解説)PERT図は工程を矢印で結んで流れを表したものです。
工程管理に利用されます。
2の解説)管理図は製造業の品質管理などに使われるグラフです。
品質管理(QC)を行うためのQC7つ道具の一つとされています。
3の解説)特性要因図は特性と要因の関係性を系統的に線で結んで表した魚の骨のような形をした図です。
4の解説)正解です。
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03
値の大きい順に並べた棒グラフとその累積の折れ線グラフを
合わせたグラフはパレート図です。
1.不正解です。PERT図は、アローダイアグラムのことで、
プロジェクトの各作業を矢印として、作業の結合点を丸で
結合させることで、作業の関連性や順序を把握するための図です。
2.不正解です。管理図は、各工程の状態や品質を時系列に表した図です。
3.不正解です。特性要因図は、結果と原因の関係を体系的に表した図です。
4.正解です。
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