ITパスポートの過去問
令和4年度
マネジメント系 問48
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問題
令和4年度 ITパスポート試験 マネジメント系 問48 (訂正依頼・報告はこちら)
システム開発プロジェクトの品質マネジメントにおいて、品質上の問題と原因との関連付けを行って根本原因を追究する方法の説明として、適切なものはどれか。
- 管理限界を設定し、上限と下限を逸脱する事象から根本原因を推定する。
- 原因の候補リストから原因に該当しないものを削除し、残った項目から根本原因を絞り込む。
- 候補となる原因を魚の骨の形で整理し、根本原因を検討する。
- 複数の原因を分類し、件数が多かった原因の順に対処すべき根本原因の優先度を決めていく。
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この過去問の解説 (3件)
01
品質マネジメント(QMS)とは、提供するプロダクトやサービス、及びリリースまでの行程の品質維持をするための活動のことです。
クライアントファーストの考え方、プロセスの最適化、そしてそのための改善活動を継続的に行う事が重要とされています。
設問はその改善活動に関する内容となっています。
1 品質保証に関する記述です。上方管理限界(UCL)と下方管理限界(LCL)の範囲を定め、その範囲外であれば異常とみなすというものです。
2 消去法によって推論するという事ですが、設問ではその後の紐付けする方法について聞いています。
3 特性要因図というツールを使って実現します。現在の結果に対し、要因を図式することにより問題と原因の関係を見える化できるため、原因究明につながります。(正解)
4 優先度の決定はITサービスマネジメントでのインシデント管理のステップですが、対応する順位を決めるためのもので、原因究明とは関係ありません。
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02
問題と原因との関連付けを行って根本原因を追究する方法としては、特性要因図が適切です。特性要因図では、結果をその原因を体系的に表します。
1.不正解です。管理図のことです。異常を検知するために使用します。
2.不正解です。原因の絞り込みをしただけです。
3.正解です。特性要因図のことです。
4.不正解です。原因の優先度を決めただけです。
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03
3が正解です。
設問の「候補となる原因を魚の骨の形で整理し、根本原因を検討する。」とは特性要因図のことを表しています。
特性要因図は特性と要因の関係性を系統的に線で結んで表した魚の骨のような形をした図です。
根本的な原因の追究に役立ちます。
1の解説)この方法では問題と原因との関連付けを行い、根本原因を追究することはできません。
2の解説)この方法では問題と原因との関連付けを行い、根本原因を追究することはできません。
3の解説)正解です。
4の解説)この方法では問題と原因との関連付けを行い、根本原因を追究することはできません。
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